こんばんは、嶋田です。
先日、アルバイト先で遅ればせながら「日経メディカル2月号」を手に取ると「フリーランス医師」の特集記事がありました。
「増えるフリーランス医師」~休日取れて年収2倍。でも、やりがい満たせず~
上記のタイトルで4名のフリーランス医師を例に挙げています。4名はA60歳代・B50歳代・C50歳・D47歳といずれも年齢的にはベテランの域ですね。
具体的な内容として
A.何でも屋医師=推定年収3500万円; 定期とスポットを組み合わせて内科・精神科・整形外科などマルチ診療を行っている。
(月)(火)慢性期病棟日勤+当直(+日勤?)
(水)スポット非常勤
(木)(金)慢性期病棟日勤+当直(+日勤?)
(土)スポット非常勤
(日)一般外来(AM)
>>具体的な勤務内容は分からないが、スケジュールだけをみると60歳代には結構つらそう。おそらく(水)(土)のどこかに休みを入れていることは想像できるが、まぁこれがほぼmaximumでしょう。
B.麻酔科医=推定年収3000万円; 顔写真入りでの掲載。週3と週2の勤務形態。
>>つまりは準常勤に近い印象。麻酔科ならではの勤務形態だと思います。
C.整形外科医=推定年収3000万円; (火)~(金)の週4の地方巡回勤務。
D.健診医+作家=推定年収900万円; 顔写真入り笑顔で登場。1・2・8月は作家活動を、それ以外の月を健診医として勤務(巡回)。
>>医師+PO(portable occupation)のタイプで理想的だが、年間9ヵ月も健診ばかりしていたら気が狂いそう(耳が聴診器ダコとかできそう)。医師としての年収900万も寂しい(financial free後ならOK)。
というパターンになっています。
僕が以前に書いた記事ではAに近いタイプとDタイプを書いていました。ひとつのフリーランスプランとして体力あるうちにAタイプで稼ぐ。経済的独立後にDタイプでお気楽に暮らすというものもあるだろうと思います。
この記事でも最終的に「ヤリガイ」に話が落ち着き、「ヤリガイを得にくいフリーランス医師が増え続けることはないだろう」と締めくくっているのも納得のところです。

/~\Fujisan.co.jpへ以上、記事の紹介でした。では。
関連記事;
勤務医・開業・フリーそして・・・(2007/03/23記事)
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初めまして。私も医師で資産運用を勉強中です。
ヤリガイというのは人それぞれなので、ちょっと日経の記事はフリーランスの流れを抑えようという意図が働いているのでは?と勘ぐりたくなります。
まあ、(1)お金のことを全く考えず、(2)好きなことに邁進し、(3)社会的貢献度が高い状態を日本国民は表面的な理想としているようなのでこういう記事も妥当といえば妥当ですが。現在の勤務医の多くは(1)お金の部分が安すぎるためにヤリガイを失ってしまっている感じで、とても残念です。
勿論、(1)(2)(3)すべてを満たし、ヤリガイをもって働く勤務医も多いですが、よく観察すると、実家がお金持ちだったり、妻も女医で共働きだったりで最初から(1)を無視できる環境なんですよね。
話がそれますが、医師のための資産運用・活用法のベストは働いてくれる女医と結婚することではないかと医師歴10年以上で感じています(笑)。
こしひかりさん、はじめまして。
>>医師のための資産運用・活用法のベストは働いてくれる女医と結婚することではないか
はは、確かに一理ありますね。ツインターボは魅力です。ただ最近の女医は派手で出費の方が大きくなるリスクがあるかもしれません(笑)。
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