おはようございます、嶋田です。
以前、
医師国保に関するコメントをいただきました(Dr.CFP先生ありがとうございました)。
そのコメントにもあるように普通の(市区町村の)国民健康保険より医師国保の方が有利なことが多いように思います(もちろん条件によります)。
当ブログでも取り上げている「フリーランス医師」にとっては、特に一考の価値はあると思いますので記事にしたいと思います。
ただ都道府県により規定が異なるようですので、最終的には該当する組合にご相談くださいね。
加入要件と関して(勤務医の場合)
①都道府県医師会の会員であること(都道府県医師会会員になるには地区医師会あるいは大学医師会の会員である必要があります)
②勤務先での社会保険適応がないこと
③その都道府県に住民票があること
*健康保険被保険者適用除外承認申請書などもあります
コストに関して(東京都を例にして)
①医療分保険料月額17000円
②介護分保険料月額3,000円(40歳~64歳該当者)
③地区医師会年会費(各会で異なります)、都道府県医師会年会費(東京都医師会37200円)
給付について
傷病手当金、医療付加金、入院見舞金など市区町村国保より充実しているようです。
詳しくは各組合にお問い合わせください。
*一例として
京都府医師国保の給付についてリンクしておきます
保険事業に関して(東京都を例にして)
①健康診断の助成
対象者(1)正組合員並びに正組合員の40歳以上の配偶者
(2)40歳以上の准組合員
支給回数: 年度内1人1回(35000円以内の助成)
②契約温泉保養所の助成
対象者: 利用日現在当組合の被保険者である方(但し幼児など費用負担のない方は除く)
対象施設:
国際観光株式会社(旧小田急ホテルチェーン)
芦ノ湖畔 山のホテル
仙石原 箱根ハイランドホテル
奧湯本 ホテルはつはな
(平日 3000円、休前日 4000円、夏期 5000円)←安っ!
他にもラフォーレ倶楽部、プリンスホテルがあります。
さらに産業医講習やスポーツ医講習に関して医師会員であると会員価格で受講できるものも多くあります。開業医の場合など取り上げると内容はたくさんありますですが、大雑把にこれ位で。
何度も言うようですが各組合で内容は異なりますので、より良い情報がございましたらコメントしていただけたら幸いです。
加入要件に関しての補足
まず地区医師会に入会していない場合はここから始める訳ですが、地区医師会入会要件は①該当地区に勤務している。あるいは②該当地区に住民票がある。ということです。
フリーランスの場合は非常勤勤務先が複数ある場合があり、条件の良い医師会への入会を検討するべきでしょう(勤務医会員でも入会金を取る医師会もあります)。
また、社会保険適応については
ここなどを参考にしてください。一般的な非常勤ならOK(適応外)でしょう。
コストに関しての補足
市区町村国保の保険料は①基礎分保険料+②介護分保険料=③国民健康保険料です。
その内訳は(文京区を例にして)
①基礎分保険料=A所得割額+B均等割額
A所得割額=(被保険者全員の平成19年度の住民税額×1.24)
B均等割額=35100円×被保険者数
*①の世帯年間最高限度額は53万円
②介護分保険料=A'所得割額+B'均等割額
A'所得割額=(40歳~64歳の被保険者全員の平成19年度の住民税額×0.20)
B'均等割額=12000円×(40歳~64歳の被保険者数)
*②の世帯年間最高限度額は9万円
①に関して所得が多くなるあるいは被保険者数が増えると結構すぐに最高額の53万円に達してしまいます。
一方、医師国保は定額制であり保険料だけを見ると17000円x12=20万4000円です。それに医師会年会費を加えても多くの場合割安と言えるでしょう。皆さん、各自治体で所得に応じたシュミレーションしてみてください。
では。
参考サイト:
東京都医師会新宿区医師会入会のおすすめ東京都医師国民健康保険組合京都府医師国民健康保険組合国保保険料の計算方法(文京区)医師福祉の生涯設計について(日本医師会医師福祉対策委員会)
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加入要件に関しての補足
まず地区医師会に入会していない場合はここから始める訳ですが、地区医師会入会要件は①該当地区に勤務している。あるいは②該当地区に住民票がある。ということです。
フリーランスの場合は非常勤勤務先が複数ある場合があり、条件の良い医師会への入会を検討するべきでしょう(勤務医会員でも入会金を取る医師会もあります)。
また、社会保険適応については
ここなどを参考にしてください。一般的な非常勤ならOK(適応外)でしょう。
コストに関しての補足
市区町村国保の保険料は①基礎分保険料+②介護分保険料=③国民健康保険料です。
その内訳は(文京区を例にして)
①基礎分保険料=A所得割額+B均等割額
A所得割額=(被保険者全員の平成19年度の住民税額×1.24)
B均等割額=35100円×被保険者数
*①の世帯年間最高限度額は53万円
②介護分保険料=A'所得割額+B'均等割額
A'所得割額=(40歳~64歳の被保険者全員の平成19年度の住民税額×0.20)
B'均等割額=12000円×(40歳~64歳の被保険者数)
*②の世帯年間最高限度額は9万円
①に関して所得が多くなるあるいは被保険者数が増えると結構すぐに最高額の53万円に達してしまいます。
一方、医師国保は定額制であり保険料だけを見ると17000円x12=20万4000円です。それに医師会年会費を加えても多くの場合割安と言えるでしょう。皆さん、各自治体で所得に応じたシュミレーションしてみてください。
では。
参考サイト:
東京都医師会新宿区医師会入会のおすすめ東京都医師国民健康保険組合京都府医師国民健康保険組合国保保険料の計算方法(文京区)医師福祉の生涯設計について(日本医師会医師福祉対策委員会)
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
こんにちは。僕は出身大学の医師会と、東京都医師会に入っているのですが、(日本医師会は見解の相違により脱退しました)合計でも年会費が1万4千円ほどだったと思います。開業医でないから安いのでしょうか?
>> 「管理人のみ閲覧できます」にコメントをくれた方
貴重な情報ありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
>> 駒沢公園散歩人さん
コメントありがとうございます。
一般的に大学医師会は地区医師会より会費が安価なようです。例えば慶応医師会は大学医師会費+東京都医師会費+日本医師会費(賠償保険費除く)併せて42000円です。
かなり安いですね。
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[2008/03/10 00:17]
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