嶋田です。年明けから市場は横ばいから上昇の兆しをみせています。
そろそろ行きますか? 債券売って株を買う、債券売ってインフレ連動債を買うなんて。デフレ懸念なんのそのです。
さて、最近ピックアップが多くなってきた日経WagaMaga。今回は「、「That's ANA マニュアル 公式ガイドブック 」の著書である鳥海高太朗氏の記事になります。前回、凡庸記事でガッカリさせてくれた彼はまたやってくれました。やれやれ。以下に一部引用します。
史上最お得なANA運賃が登場 (日経WagaMaga)
・ANAの国際線では普通運賃以外に、ビジネスクラスの正規割引運賃「ビジ割」とエコノミークラスの正規割引運賃「エコ割」があり、2008年10月からは新たにさらにお得度の高い「スーパーエコ割」が登場しました。これまでの「エコ割」を上回る割引率が設定されていて、今一押しのリーズナブル運賃と言えます。
・欧州便で6、7万円、アジアなら2、3万円という価格設定(燃油サーチャージや空港税などの諸経費を含まず)はかなりお得感があります。しかも、空席率(予測)が高いほど、価格が安くなる仕組みも導入されています(一部路線は対象外)。予約時点で弾き出す予測空席状態を基準に、運賃タイプが変わる新手法です。パソコンや携帯電話で予約・購入すると、「WEB割」が適用されて、最大で4000円も安くなるのもありがたいところです(出発日前日まで)。ただし、マイレージを使ったアップグレードは申し込めないのは、「エコ割14」と同じです。マイレージへの換算率も同じく70%です。購入後の予約変更はできません。
・羽田空港からANAで海外に行けることを知らない人がまだ結構いるようです。成田空港からしか国際線が離発着していなかったのは昔の話。今はANAがソウル(金浦)、上海(虹橋)、香港の3路線を飛ばしています。しかも、ソウル、上海便に関しては、成田便にはない隠れたメリットもあるのです。成田から飛ぶソウル便は仁川(インチョン)空港に着くのが普通です。2001年に開港した国際空港ですが、それまでのソウルの空の玄関だった金浦(キンポ)空港に比べると、ソウル市中心部からは距離が離れています。金浦の方がソウル市中心部には近いのです。仁川の半分程度の時間で着きます。地下鉄も乗り入れていて、市内へのアクセスは良好です。
・羽田-香港線は2008年4月に就航したばかり。午後8時台に羽田を飛び、深夜に香港へ着く便ですから、香港での時間をフルに生かせます。仕事帰りに羽田へ向かうプランも組みやすい便です。加えて、香港から午前1時台の深夜発で、羽田には午前7時前に着くので、そのまま出勤することも可能です。
確かに「スーパーエコ割」って安いんですけどね。記事自体がすげー普通すぎて、何も言えねぇ。
詳細は>> 往復便でこの価格!スーパーエコ割
彼のことが知りたい方は以下のリンク先に飛んでください。
・エアチケット・マイレージ (All About)
・きまぐれトラベル日記 (鳥海高太朗さんの個人ブログ)
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こんばんは、嶋田です。
幾分マシになったとはいえ、BSTの利回りは残念な感じです。
こんばんは、嶋田です。「あの人」の記事ではないようですが、日経WagaMagaにこんな記事がありました。以下に一部引用します。
これがアメックス黒カードの実力だ (日経WagaMaga)
・2007年までの年会費は約17万円。一般的なゴールドカードの年会費が1万円程度であるのと比べると、格段に高い。しかし、後に述べる特典、サービスを上手に使えば、年会費を上回ると感じられるようなもてなしが受けられるかも知れない。
・最初に届いたカードはプラスチック製だったが、後にチタン製のカードが追加で送られている。つまり、センチュリオン・カードホルダーはプラスチックとチタンの2枚を持っているわけだ。チタン製はずっしりと重く、表面はつや消し処理が施されている。ふだんはプラスチックを使い、特に高級なショップやホテルではチタンを出すといった使い分けをしている人もいるという。
・予約を入れにくい人気の宿やレストランに、センチュリオン会員向けの部屋や席を確保してくれているのは、プレステージ感の高いサービスだ。『ミシュランガイド東京2008』で3つ星を獲得した最高級フレンチ「レストラン ロオジエ」(東京・銀座)もその1つ。もともと3カ月先まで予約で一杯という状態が続いていたが、ミシュラン効果で名前が知れ渡り、ますます高嶺の花となった感がある。しかし、センチュリオンのサービス・センターに頼んでおけば、一般の予約よりずっと早くに席を確保できる。しかも、センター経由で複数候補日を示してもらって、その中から選ぶことも可能だ。
・ほとんど知られていない事だが、会員は配偶者にもセンチュリオンカードを渡せる。パートナーも自分名義の黒いカードを持ち歩けるのだ。しかも、配偶者以外の家族(18歳以上)にはプラチナカードを用意してもらえる。いささかならず大きい年会費支払いではあるが、家族全員にメリットがあるとなれば、負担感は多少変わってくる。
へぇ~、配偶者もブラックカードなわけですね。でも見栄っ張りの金食い嫁は避けたいものです。では。
年末年始の稼ぎも終わり、明日から通常業務になります。やれやれ、休む間もありません。
既に過剰供給と言われている「歯科医師」、それに続いているのが「薬剤師」だそうです。その後に「医師」が続くのでしょう。やれやれ。新年最初の記事は暗い感じの内容です。
時々、医療界ネタを提供してくれる「ZAITEN (財界展望) 2009年 02月号」の特集は【薬剤師「失業時代」】ということです。
嶋田は医師をしておりますが、あまり薬剤師業界のことを知らなかったようです。やや過大表現は目立ちますが、すこし薬剤師業界について調べるきっかけになりました。以下に「ZAITEN編集者ブログ」より特集記事概要を載せておきます。
■ 特集
薬剤師「失業時代」
・「薬剤師不要」コンビニ・スーパーでの大衆薬の販売開始
ドラッグストア業界を"黒船"が襲おうとしている。2009年4月からの「薬事法改正」だ。薬剤師がいなくても新設の「登録販売者」をおけば大半の大衆薬が販売できるようになる。業界は不安の真っ只中だ。
・「供給過剰」薬剤師の仕事とカネ
25万人にも及ぶ日本の薬剤師。いま、その業界を「供給過剰」との予測が静かに揺さぶっている。長年、医薬分業の進展で「需要拡大」しか経験してこなかったため、その衝撃は計り知れない。そんな薬剤師の生態をレポートする。
・「薬科大学・薬学部」濫造の罪と罰
私立大学の薬学部は、この5年で57校に急増。国公立大学を合わせると74校に上る。だが、薬学部6年制の導入で多くの学部が定員割れを起こしている。このため授業料などの値下げ競争に突入し、経営は一気に苦境へ。同時に薬剤師の大量出現を引き起こしている。
・"第2薬剤師会"設立を画策するマツモトキヨシの深謀
日本薬剤師会と言えば、町の薬屋さんを中心に、日本医師会と並んでわが国の最も強力な圧力団体の一つとして知られている。だが、その薬剤師の世界もドラッグストアなどチェーン薬局の急進展で様変わり、波乱の様相だ。
「過剰供給」に関しては「医師」も後追いしているわけですが、色々な陰謀に屈せず賢明な選択をされたいものです。では。
あけましておめでとうございます。本年も当ブログともどもよろしくお願いいたします。
嶋田宅にもあるAndy Warholの「Cow」です。
Einthoven, 嶋田忠信, Risarisa
こんばんは、嶋田です。医者は年末年始が忙しいものと相場は決まっています。僕もほとんどの日に仕事が入って稼いでいます。やれやれ。
さて「ANA AZURE冬号」が届きました。いつも通りグッとくる記事もなく面白くありません。何とかネタにしなければと、強いて言えば、政治家大好きなドクター?の水町重範氏のカバンの中身が公開されていることくらいでしょう。彼は「総理の随行医―歴代首相の脈をとって」という本の著書で西新宿で開業されているようです。
「西新宿の水町クリニックは外来型高度先進医療機関です」ということです。。某大学との良く分からない心電図コラボを得意としているようです。これは何なんでしょう? AFでも見つけたら電話でもくれるのでしょうか? まぁ、なんというか趣味の世界です。
さぁ、彼のHOGANのカバンの中身は色眼鏡と髭剃り、ペンケースに家族の写真、あとは薬剤を入れたポーチにその心電図ということです。何のことはありませんでした。この「携帯伝送心電図」なるものの説明はここにありますが、普通の携帯心電図の心電図波形を大学に転送できるというもののようです。携帯心電図なのでかなり制限がありますが不整脈や冠動脈疾患の早期診断をしたいのでしょう。政治家が好きそうなアイテムです。そういうことでしたか、腑に落ちました。
でもまぁ、僕の記事も含めて全体的にしょうもない感じです。では。
おはようございます、嶋田です。
NIKKEI特集で「ETFのABC」なんてのがあります。「投資信託にだまされるな!本当に正しい投信の使い方」の著書である竹川美奈子氏の記事です。ゆる~くETFの解説がされています。ちなみに「海外ETF.com」なんていうサイトもあったりして、今はなき?「ETF@fan」の後を継いでいただきたいとも思います(笑)。
さて、ネタが無いときには重宝しているNIKKEI Medical「Cadetto」の冬号が届きました。特集は「医師増産 YES or NO?」なんてことで、とりあえず「NO」と言っておきましょう。
記事内容はいつも通りのアンケートです。医学生を含めた2200人程度の母集団のようです。パッと見る限り有意な差はないようで、ほぼ意見の割れるところなのでしょう。反対派のmain reasonは「将来への不安」なんです、良く分かります。医師という職業を生業とする者としては当然の話です。
まず現状の勤務医労働環境を良くすることが何よりも先なんです。それはまず「数」ではなく「報酬・待遇」であると多くの医者が思っているはず。労働やリスクに見合う報酬・待遇があれば、かなり多いと思われる潜在医師が湧いて出てくるはずだと思いますが。。
まぁ役人とかに分かるはずもありません。では。
おはようございます、嶋田です。
巷では今日は祝日だそうで。。天皇誕生日ということですが、天皇陛下の体調はあまりよろしくないそうな。うむー、AFなんでしょうか。
さて、最近彼のおかげで知った日経Wagamaga。今回は彼の記事ではなく、「That's ANA マニュアル 公式ガイドブック 」をまとめた航空サービスアナリストの鳥海高太朗さんの記事になります。以下に一部抜粋します。
全日空(ANA)を知って使い倒す (日経WAGAMAGA)
・知識がないと、損をする--。エアライン(航空会社)のサービスではこれが鉄則です。もちろん、どのサービスもおおむね全搭乗客に平等に提供されてはいます。しかし、シートのアップグレードにせよ、ラウンジの利用にせよ、原則的には自分から行動を起こす必要があります。つまり、そのサービスが存在すること、自分がその権利を持つことを、あらかじめ理解していなければなりません。だから、知らないと損をするわけです。
・とりわけうまみが大きいのが、アップグレード特典でしょう。エコノミークラスからビジネスへ、ビジネスからファーストへ上げれば、機内での過ごし方が全然変わってきます。もともと下のクラスのシートを購入しているので、特典航空券ほどにはマイルを必要としないにもかかわらず、得られる満足感は大きいので、消費マイル当たりのコストパフォーマンスは抜群です。
・ ただ、ここで知識が物を言います。実はすべてのエコノミークラス航空券がアップグレード特典の対象というわけではないのです。最も割引率の高いエコノミークラスのチケットはビジネスクラスへのアップグレードが認められないことが多くなっています。空港のカウンターで押し問答しても無理です。最初から「対象外」と決まっているのです。
・現在(2008年12月19日)のルールでビジネスクラスへのアップグレードが認められているのは、「エコ割スタンダード」以上の運賃です。これより下の運賃は、たとえ同じエコノミークラスのキャビンにあるシートでも、ビジネスクラスへのアップグレードは受け付けてもらえません。つまり、最初に予約・購入する段階で、最低でも「エコ割スタンダード」以上を選ぶことが、アップグレードの前提条件となるわけです。
(引用終わり)
ん~、何も言えねえ。すげー、普通だ。きっと彼の本領はこんなもんではないと思うが、この記事はあまりにも普通の話でガッカリしました。「That's ANA マニュアル 公式ガイドブック 」をゲットしてみようと思います。では。
おはようございます、嶋田です。
昨今の株安・円高で国際分散投資をやっていればかなり痛い目にあっている方が大半でしょう。この嶋田もETFを中心とした国際分散投資による資産運用を行っているものですから、今回の暴落がいかにすごいものかは身をもって体験しているわけです。
それでもまぁ、パッシブ投資の原点は「楽観」にあるわけで非常に気楽なものです。当面の必要資金を確保しつつ、この円高局面を利用して海外での生活資金を日々稼いでいるわけです。何も変わりません。結果的に負け惜しみになる可能性ははらんでいても、国際分散投資は長期的な話になるので当分スタンスを変えるつもりはありません。
より良い商品に時々乗り換え、リスク管理をしていくだけです。
さて、当ブログも2年以上続けてきて相互リンク先もたくさんあります。その方々が中心となって「インデックス投資ナイト」というイベントを催すことになったようです。以下のリンク先で詳細な情報が得られますので皆さん、ご参照ください。
(梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー)
・「1/10「インデックス投資ナイト」に申し込みました。申し込み方法も簡単ですよ」
(投資信託のブログファンドの海)
・「山崎元氏のインデックス投資ナイト出演が実現!」
(MoneyHacking)
・「インデックス投資ナイト(1/10)のお知らせ」
(rennyの備忘録)
・「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2008」
出演者は山崎元氏、内藤忍氏、竹川美奈子氏など著書でも有名な方々です。嶋田も出席したいのはヤマヤマですが、仕事が抜けられず残念。誰かYoutubeで流してくださいね。では。
嶋田です。もはやiPhoneは生活の一部になっています。アプリケーションソフトもどんどん出ていますが、産経新聞が朝刊全紙をそのままのレイアウトで無料で読めるアプリを先日公開しました。早速、試しているわけですが「まあまあ」という感じです。悪くはありません。以下に詳細があります。
・産経新聞(iPhone版)- 操作方法など
・産経新聞、なぜ無料でiPhoneに 「失敗続き」の電子新聞チャレンジに手応え (ITmediaニュース)
さらに日経メディカルオンラインで興味深い記事がありましたので以下に一部引用します。
「初回受診の患者が多いのは何曜日?」
今回は、初回受診の患者が何曜日に多いのかを調べてみました。調査の対象は、とある健康保険組合の2007年1年間のレセプトです。患者数の多い17のコモンディジーズを選び、疾患ごとに、その疾患で初めて受診した日を曜日で集計しました。祝日は日曜日扱いにすることにしました。
予想した通り、月曜日が一番患者数が多くなっていました。こうした疾患ですと診療所を受診する患者さんが多いせいか、診療所の休診日になっていることが多い水曜日や木曜日は患者数が減っています。同様に半日だけの診察になる診療所が多いからでしょう、土曜日も少し患者数は少なめです。金曜日が多いのは、週末が休診であることを見越しての"駆け込み"受診でしょう。急性疾患なので、日曜日に受診する患者がそれなりにいるのが特徴的ですが、特にインフルエンザと水痘は、日曜日の受診が少し多めです。「抗ウイルス薬は早く飲んだ方がよい」と考える"通"の患者が意外にいるのかもしれません。
(引用終わり)
まぁ、色々細かい異論はあるでしょうが詳細は原文をお読みください。初診外来や救急外来をやるなら水曜あるいは木曜日あたりを選んでおくとマシかもしれません。バイト探しの参考にしてみてください。こちらには水曜日・木曜日のアルバイト案件が多数ありますのでご利用ください。では。
おはようございます、米ドル安よりもポンド安にしか目が行かない嶋田です。
また、「あの人」が記事を書いてくれました。彼がいる限りネタ不足は解消されます。キモイけど感謝、感謝。以下に抜粋引用します。
プラチナカードの「実力」を問う (NIKKEI WAGAMAGA)
・プラチナの会員専用に「プラチナ・サービス・センター」が設けられ、専任スタッフが応対している「信用力格差社会―カードでわかるあなたの経済偏差値」を書いた消費生活評論家の岩田昭男さんは「アメックス・プラチナのサービスは、ゴールドとはけた違い。ゴールドは何万人もの会員の電話問い合わせを、一括してゴールドデスクで受けているが、プラチナは専用スタッフ。ゴールドは『その他大勢』扱いだが、プラチナは『上顧客』としての待遇を受けられる。出張や旅行で活用すれば、年会費の価値はある」と見る。もちろん、財布からカードを取り出したときの誇らしい気分はプライスレスだ。
・ただ、海外空港でラウンジが利用できるプライオリティパス(Priority Pass)の提携サービスはアメックスではプラチナとセンチュリオン会員だけが利用できる。海外の主要空港や成田空港でゆったりラウンジで過ごせるだけに、出張や旅行の多い人はぜひとも利用したい、優越感の味わえるサービスだ。このサービスを求めて、ゴールドからプラチナに格上げする人もいるという。
・しかし、このプライオリティパスはアメックスのプラチナを持たなくても使える。クレディセゾンがアメックスと提携して発行しているカード「《セゾン》プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」がそれだ。会員専用のコールセンターも用意されている。それでいて年会費は2万1000円と、アメックスプラチナより格段に安い。三菱UFJニコスが発行しているアメックス提携のMUFGカードにも、プライオリティパスのサービスが付いた。主な取引銀行が三菱UFJ銀行である場合は、ポイントを貯めるメリットから、こちらを選ぶという手もある。「プラチナ」とはちょっと別種の、1万円台の年会費ながら、「楽天カードプレミアムカード」もプライオリティパスの利用をサービスに加え、プライオリティパス目当てであれば、かなり選択肢は広がった感がある。プラチナ級カードにはほかにも「三井住友VISAプラチナカード」「JCBザ・クラス」「シティプラチナカード」などがある。
(引用終わり)
そりゃそうなんですけど。。今回はいつものキモさが足りません。普通すぎます、残念。当ブログでも何度か取り上げているプライオリティパスですが、ANAスーパーフライヤーカードがあれば基本的にいりません。プライオリティパスの権利だけほしい人は「楽天カードプレミアムカード」ですかね。
こんばんは、嶋田です。
キャリアブレインニュースにこんな記事がありましたので以下に引用します。
「歯科の4割超で患者が減少」 (キャリアブレインニュース)
所得による医療機関の受診「格差」が指摘される中、歯科の4割超で患者数が昨年より減少していることが、全国保険医団体連合会(保団連)の「2008年歯科診療報酬改定影響会員調査」で明らかになった。保険と自費の二本立てになっている歯科医療では、保険診療が縮小し、患者負担が大きくなっていることが要因の一つとみられ、保団連では「歯科診療所で患者の受診抑制が進んでいる。国民は『保険で良い歯科医療』を望んでおり、保険の適用範囲を拡大して負担を軽減すべき」と強調している。
調査は、都道府県の保険医協会・医会の歯科診療所の会員を対象に実施し、842人から回答を得た。その結果、昨年6月と今年6月の患者数を比較して、「減った」が42.0%(354人)に上り、「増えた」は16.0%(135人)にとどまった。このほか、「変わらない」が40.7%(343人)などだった。
歯科医療については、総務省の「07年家計調査」で、医科に比べて年収による支出額の差が大きく、所得が最も高い層と低い層では診療代に5倍の開きがあることが分かっている。NPO法人(特定非営利活動法人)による世論調査でも、経済的な理由から歯科の受診を控えた経験のある人の割合が、高所得・高資産層の13%に対し、低所得・低資産層では40%に上り、経済力によって3倍以上の格差が出ている。保団連では「患者が負担を心配することなく、安心して掛かれる歯科医療を保障することが不可欠」と指摘している。
調査では、今年4月の診療報酬改定で歯科の技術料本体が0.42%引き上げられたことへの評価も尋ねたが、「大変良かった」が0.4%(3人)、「良かった」が17.5%(147人)で、肯定的な意見は2割に満たなかった。一方、「大変悪かった」が10.9%(92人)、「悪かった」が27.6%(232人)で、否定的な意見が4割近くに上った。このほか、「どちらとも言えない」が41.3%(348人)に上った。
また、レセプト1件当たりの点数については、昨年と今年の6月を比較して「下がった」が35.4%(298人)に対し、「上がった」は20.1%(169人)。「変わらない」は38.0%(320人)だった。
保団連では「06年の改定で歯科医療費はマイナス3.7%に落ち込んだ。今回の調査で、レセプト1件当たりの点数が『下がった』と『変わらない』の両方で約75%を占めており、06年の改定で被ったマイナスを回復できていない実態が明らかになった」とした上で、「歯科医療費を増やし、診療報酬を大幅に引き上げるべき」などと主張している。
(引用終わり)
景気に左右されにくい業界ではありますが、命に関わらない分野から受診控えが起こるのは想像の範囲内ですね。ってことは、医科では美容関連から受診控えが始まっていくのでしょうか。でもまぁ、美容関連はもともと高所得者のものですから、よく分かりません。。
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