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フリーランス医師発信ブログ 

おはようございます。
これからが正念場です。VIXも35あたりまで上昇しました。

さて最近フリーランスの医師の方のブログが徐々に出てきたようです。まだまだ数は非常に少なく純粋なフリーランス医師の方は2名ですが実際にフリーランスになってみないと分からない実態、心理状況などを発信していただきたいものです。

あるフリーランス医師の生き方
2008年春からフリーターになった内科医FD-Kさんの記録で 仕事探し、資産運用などについての記事が中心です。当ブログでも記事にしているフリーランスの年金や保険などについて実体験が語られています。確定拠出型年金はもちろん、付加年金などマニアックな運用商品について書かれています。今後数十年のインフレ率がそれ程でもないと考える方にはお勧めです。

アルバイト医師の日記
卒後10年目の内科医drarbeitさんのブログです。大学院で基礎研究をされているようですが生計は当然アルバイト収入ということになります。そのアルバイトに関する記事などを書かれています。

当直日誌
以前、当ブログでも紹介したことのあるdr_freeterさんのクールなブログです。日々のバイト生活を淡々と綴っています。

フリーター医師兼落ちこぼれポスドクの徒然日記
Nick Jaguarさんのブログです。最近東海地方に引っ越しされたようです。

他にもあるかもしれませんが以上です。この中でNick Jaguarさんのブログに興味深い傾向が記事にされていたので紹介したいと思います。以下に引用させていただきます。

(前略)
 そんな出だしであったが、かなり緊張感をもってやってきたかいもあって、患者さんもだいぶこちらの意見を聞いてくれるようになり、常勤の先生からもコンサルトが来るようになった。そして、同時に見たのは同僚の「フリーター医師」の厳しい現実であった。
私より少し後れて着任した高齢のdoctorは、隣のブースで???な説明を繰り返していた。曰く、「風邪をこじらせているようなので、強力な(この先生はbroad spectrumのことをこう言って憚らなかった)抗生剤が必要です。」、「下痢をしている時は食事はもちろん、飲み物もやめておきましょう。点滴をして、下痢止めをお出ししておきます。」 また、ある女医さんは、どこをどう見たらそんな所見に見えるのかというような心電図コメントを書き続けていた。この二人はもうこの病院にいない。看護婦さんによると、院長と事務長に囲まれて、「もう来なくていいです」の一言で失職が決まったそうである。
彼らは今どうしているのであろうか。現在は、医師不足が様々な地域で深刻な問題になっており、働く場所を選ばなければまたどこかに医師として就職できるのだろう。しかし、そんな状態が未来永劫続くわけはないし、また続くことは許されないであろう。
卒後臨床研修が必修化された後の研修医の先生たちは、我々の世代よりも学位志向が明らかに乏しくなった代わりに、臨床的なスキルについては遥かに貪欲に身につけようとしている。医学生時代の教育も厳しくなっており、また医師になってからの研修システムも年を追うごとに体系的に整えられてきている。彼らは医局に縛られるような生き方を嫌っており、将来的に「フリーター医師」になる人も多いだろう。また、国策としても、厚生労働省もようやく医師不足を認めるようになり、中長期的には医師の絶対数は確実に増えるであろう。その時、大した努力もせずに「フリーター医師」を続けている旧世代の医師の居場所はあるだろうか? 彼らが市場原理が支配する世の中で生き残れるとは到底思えない。そして、自分も容易に彼らと同じような位置に置かれうるということもうすうす感じ始めているのである。

(引用終わり)

たしかに変な事を言っている医師は多くいます(まぁ僕が変なのかもしれませんが)。しかし、そういう医師が患者にとって信頼感が無いかというと一概にそういうわけではないでしょう。逆に変な説得力があるということも多くあると思います。ここでいう変なことというのは現代医療において一般的なコンセンサスが得られていないことという意味です。
雇う側も無駄なリスク、悪評は避けたいので当然その目は厳しいものになると思われますが、医療水準があまりにひどくなければ、その人のコメディカルや医師あるいは患者とのコミュニケーションする能力があればいきなり解雇ということはそれほど多くないでしょう。
ただ某○chでもささやかれているようですが、フリーランス医師を取り巻く環境は徐々に悪化しているとの事です。というか、今までが市場にギャップがあり過ぎたのかもしれません。徐々に淘汰されてくることでしょう。
僕が想像するにフリーランス医師として生きていくには①医師以外としてのヤリガイ②コミュニケーション能力③医療専門性(特殊能力)④医療経済知識(コスト感覚)あたりが重要なのだろうと思います。基本的に楽したいからフリーランスを選ぶというのはどうも違うらしいということです。

ちょっと徒然になってしましたが今度はフリーランス医師の勤務先ポートフォリオなんかについて書いてみようと思います。では。

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