Einthovenです。
本日OECD(経済協力開発機構)のEconomic Outlookが発表されました。
以下ロイター通信社の記事を引用します。
経済協力開発機構(OECD)は28日、加盟国の経済見通しを発表し、日本経済は今後も拡大が続くと見込まれるとした。実質国内総生産(GDP)見通しは2006年を前回(06年5月)と同様の2.8%に据え置く一方、07年を2.0%に下方修正。新たに発表した08年も2.0%を見込んでいる。日本経済のリスク要因では、経常収支不均衡を背景とした大幅な円高や政府債務増大による金利上昇、賃金伸び悩みによる消費への影響などをあげている。
日銀の金融政策については、物価上昇率が確実にプラスとなり、新たなデフレのリスクが無視できる程度になるまで政策金利を引き上げるべきではないとし、「物価安定の理解」で示されている消費者物価指数(CPI)前年比の0─2%程度は下限の引き上げが適切と指摘している。
OECDは、日本の07年の実質GDP見通しを前回の2.2%から0.2%ポイント下方修正したが、これは前回に比べて外需や在庫がやや下方修正となったことが要因で、日本経済全体の見通しが大きく変わったわけではない。
日本経済に対する基本的な認識としては、「民需主導の自律的な拡大局面に成熟している」と位置付け、今後も「成長のペースは潜在成長率近くの2%付近まで減速する可能性はあるものの、景気拡大は2008年を通して続くと見込まれる」と指摘している。
景気のけん引役は、引き続き民間設備投資で、外需も成長に寄与するとした。民間消費については「労働市場が引き続きひっ迫することから、賃金上昇により下支えされるだろう」とみている。
こうした賃金上昇により、単位労働コストの低下に歯止めがかかると見込まれ、CPI上昇率は「徐々に上昇し、2008年には1%(程度)に達する」との見通しを示している。具体的には、2007年まで0.3%の低位で推移し、2008年に0.8%に上昇する姿を描いている。
(引用終わり)
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おはようございます、嶋田です。
死んだ魚のような目だと後輩に言われました。(疲れているからだろうと自分には言い聞かせています)
しかし、その死んだ魚の目はどこを見ているのか?
当ブログの主旨はあくまで「忙しい小金持ち資産運用活用法」です。その主旨から逸脱してはいけません。このブログの対象読者の方には買って放っておける投資が良い投資法と仮定しています。(誤解のないように、あくまで限局的な話です)
これまでは特にインデックス投資によるパッシブ運用(僕自身は決して消極的だとは思っていません)について、基本的な内容をEinthoven先生が中心にいろいろ言及されてきました。
ただ現在の米国市場、為替相場(特にユーロ、ポンド)をみているとどうも先進諸国を積極的買っていく材料が僕自身には見つけられません(日本は別!僕は日本の未来に楽観的ですが米国次第かも)。確かにシーゲル氏によれば、どんなピーク時に購入しても30年程の長期投資では十分な利益が出ています。ただ過去のデータに基づいているわけです。
僕の死んだ魚の目は、相互リンクさせていただいている
PALCOMさんの秀逸なブログ で「
エマージング諸国に投資するETF(11/27記事) 」の記事にもありますが、エマージング市場のETFに向いています。当然ボラティリティ(標準偏差;短期的な変動率)が大きいのでリスクを限定していますが、何といいましょう?これはワクワクするんです、インデックスなのに。
さすがにエマージングの個別銘柄に手を出せるほどの勉強時間は投資に避けません、というか物理的に無理。しかし、国を勉強することはできます。しかもそれは楽しい。さらにエマージング市場こそ当分放っておいていいようにも思います(つまり長期投資の良い対象)。
インデックス投資はいわばその市場全体を買っているわけで、最低限すぎて非難を浴びるかもしれませんが国(政治・経済・今後の見通しなど)を勉強すれば投資対象になるように思います。(ベンチマークには注意を払ってくださいね)
ということで?ひとつ書籍を紹介させていただきます。
野村総合研究所のメンバーの方の著書で『2010年のアジア~次世代の成長シナリオ~』です。タイトル通りアジアに関する書籍です。中国・インドについてはもちろん書かれていますが、この著書のキモは第2章のGMS(Greater Mekong Sub-region; メコン流域地域)についてです。
このエリアは直接的にはタイ・ベトナムを指します。詳細は著書を読んでいただくのが良いと思いますが、特に物流を中心に今後大事になる中国・インドとの関係など、素人がなかなか知ることができないデータが豊富に記述されています。
興味のある方は一読の価値アリです。では。
人生では何度、徹夜をすれば済むのでしょうか?嶋田です。
僕も含めて当ブログ管理者は3人とも家具やアイテム(もの)が大好きな人間です。これは日本人に一般的に言えることかもしれません。書籍・金融商品の紹介は既にしています。
金融商品などと違い、直接生活に関わる家具などの商品については実際購入して使ってみないと分からない側面があります。
幸い、3人もいるといろいろな商品を実際使った印象を交えて紹介することができます。
あくまでおまけではありますが、ブログ右下に紹介リンクしました。主に家具が中心です。
僕は家具・建築というものを見て使ってとても楽しい、人生を豊かにしてくれるもののひとつだと考えています。既に建築の領域にも片足を突っ込んでいる??小生ですが、3人それぞれが実際使っている商品を短いコメントを併せて紹介していこうと思います。
建築関係書籍の紹介は
こちら 。
Einthovenです。
世界的に禁煙強化が行われています。肺癌や喉頭癌、食道癌に胃癌など悪性腫瘍のリスク増大だけでなく、狭心症や心筋梗塞、脳血管疾患などの循環器疾患の発症率も増加させることが分かっているので当たり前のことでしょう。
11月23日の日経新聞ではJT(日本たばこ産業)の調査を取り上げ、11年連続で喫煙率低下し日本人喫煙率は26.3%となったと報じています。ただ30代男性では48.7%、20代女性では18.8%とまだまだ高い喫煙率です。
世界的には本格的に規制強化が始まっています。
香港特別行政区の立法審議会は先月19日、来年1月1日から公共の場所での喫煙を禁止する法案を承認し、この禁煙法は、レストラン、病院、食料品店などを対象とし、海水浴場、プール、エスカレーターなどの場所では屋外も対象となります。
さらにハワイ州政府では、すべての公共の場所での喫煙を禁止する新禁煙法を制定し、11月16日から実施されています。
喫煙を禁止する場所は空港、バスやタクシーを含む公共交通機関、図書館、ホテルのロビー、レストラン、バー、ショッピングモール、屋外の競技場、アパートやコンドミニアムの廊下など公共の場所、保育施設や介護施設などで、公共の場所の出入り口や開いている窓から約6メートル以内での喫煙も禁止されます。
喫煙が認められる場所は、個人の住居、ホテルの喫煙室、老人ホームや長期介護施設の個室、刑務所などに限られるようです。ホテルは客室数全体の20%まで喫煙室にすることが認められています。
この新禁煙法に違反した場合、個人は最大50ドル、禁煙の場所や施設の所有者、または管理者は最大500ドルの罰金を科されることになります。
(
禁煙広報センター 記事を一部抜粋)
私自身は禁煙に成功しましたが、医師の喫煙率は非常に高いです。
忠信先生も愛煙家です。禁煙外来、ニコチンパッチなどいろいろあるので早期に煙から離脱したほうがいろんな側面からみて得策でしょう。
今回はCharles D. Ellis(チャールズ・エリス氏)の著書『Winning the Loser’s Game(邦題; 敗者のゲーム』をご紹介します。
あまりにも有名なので紹介するまでもないとも思いますが。
エリス氏は現在、インデックスファンド最大手のバンガード社の社外取締役を務めており、我々の投資の鍵を握る人物のひとりです。
この著書はタイトルが全てを象徴しており、株式投資の本質をたった日本語6語で言い当てています。
株式 投資は勝つものではなく、負けないようにする戦略を説いています。本文中にはテニスを例にとって、プロのテニスプレーヤーと素人の対戦ではほとんど全てが素人のミスによる得点でプロが勝利すると言っています。
株式投資でも同様でしょう。
我々は金融のプロではない、プロでも市場に打ち勝っていくのが至難の業であるのに素人の我々はプロどころか市場にも勝てない。最初から敗者であるわけです。
ではどうすべきか?市場と引き分ければいい、ということです。
このことを著者はいろいろなエピソードを交えながら、やさしく解説しています。
我々のインデックス投資はまさに市場と引き分けをすることを目標としています。
是非、一読して下さい。では。
お疲れ様です。風邪をひきました、嶋田です。
この感冒シーズン、外来なんかやっていると風邪をうつされるんですね、毎年。これって職業病でしょうか。
いろいろなサービスを展開しているAmex・platinumですが、最も近い金融都市、香港ではどうだろう?近日香港に行く予定があるので、ホテルの手配をしてもらおうと思い、アメックス・プラチナサービスセンターにフリーコールをしてみた。(世界どこからでもcharge freeで場所によってはcollect callもできる)
プラチナサービスでの香港提携ホテルとしては
The Peninsula Hong Kong ,
Mandarin Oriental Hong Kong ,
The Landmark Mandarin Oriental Hong Kong ,
The Ritz Carlton Hong Kong ,
Inter Continental Hong Kong ,
Grand Hyatt Hong Kong があるらしいです。ちなみに
Four Seasons Hong Kong は提携外とのこと。
提携ホテルのサービスとしてRoom rateが直接予約より20%程度安く、free breakfast、late check-out(16:00)、room grade-up(check-in時に空室あれば無料で行われる)などがあるようです。
もちろん、金銭だけを考えればツアーだったり、格安ホテル予約サイトなどからの方が安いかもしれません、さらに経済的合理性を欠いているのであしからず。(どういうサービスを好み、サービスに対してどの程度の対価を支払うかは人により異なる)
他にもAMEXでは香港においていろいろな特典・優待があるようです。詳細は
こちら 。
他国でも同じように提携しているホテルやレストランがたくさんあるので使い道は幅広いと思います。
では。
アメックス・プラチナへの道もこの一枚から
Einthovenです。
2ヵ月前に
IMF(International Monetary Fund) から
World Economic Outlook(WEO) の報告がありました。
ここ最近は忙しく(医療は季節もの商売)、なかなか読めませんでした。これは毎年の報告書ですが、worldwideな報告なので内容はもちろんですが量も十分読みごたえあるものです。
邦訳は基本的になく原著(英語)で読むことになりますが、幸い今年はメイン・チャプターである『Asia rising』の邦訳サマリーがありましたので、これを情報としてBLOGに載せることにします。
個人的にはChapter 2の『
Country and regional perspectives 』も熟読の価値がありますのでじっくり読んでみてはいかがでしょう。
以下に引用します。
アジアの国民一人当たりの実質所得は1950年以降、7倍に拡大した。国民一人当たりの生産はアジア全体で年平均4パーセント増加し、新興工業国(NIEs)や中国などの高成長国では5パーセントを越える伸びとなった。この成長を牽引したのは全要素生産性(TFP)の顕著な改善のほか、物的、人的資本の急速な蓄積である。その背景には、アジアにおける全般的に強力な政策環境がある。しかしながら、多くのアジア諸国が先進国並みの所得水準を達成するには、まだ道のりは遠い。依然、高水準にある貧困率を低下させるには、この所得水準へと収斂させていくことが不可欠である。このため、高い生産性の伸びに絶えず刺激を与える政策が必要である。
特に以下の点を重視している。
• 重要な課題はサービス部門の生産性の伸びを押し上げることである。サービス部門の生産性はまだ米国の水準の3分の1程度にとどまっているにもかかわらず、先進国経済への追い上げは足踏みしている。仮にこの10 年間、サービス部門の生産性が工業部門の生産性並みに向上していたならば、総生産の伸びは年間1.5 パーセント上乗せされていたはずである。今後、サービス部門の生産性を向上できるかは、競争の促進、参入障壁の排除、規制の簡素化、人的資本の充実に左右されよう。
• 農業から工業及びサービス部門への継続的移行を促す政策を実施すれば、地方の貧困を軽減し、成長を促進するのに役立つだろう。1970 年以降、米国の生産性水準に対するアジアの追い上げ幅の約4分の1は、農業から工業、サービス部門への労働シフトによるものであった。それでも、アジアの発展途上国全体では農業が雇用全体のほぼ半分を占めており、ベトナムやカンボジアなどの後発国では60 パーセントに達している。これらの国々では、さらなる貿易自由化、金融システムの拡大と充実、人的資本の強化、柔軟な労働市場の育成、全般に脆弱なインフラの整備などが経済の構造的変化を持続させるのに役立つだろう。
• アジア域内、域外の後発国はともにアジアの成功を手本とすべきである。1970 年以降、アジアの急成長とは対照的に、その他の発展途上国の成長率は年平均1パーセントにとどまっており、アジア域内でも依然、国民一人当たりの所得がきわめて低い一群の国が残っている。アジアの成功例は、安定したマクロ経済的枠組み、貿易の開放性、制度面の充実、充実した金融システムが力強い持続的成長のカギとなることを示している。
(引用終わり)
といった邦訳サマリーです。
ここ数年のアジア、殊に中国とインドの台頭はすさまじいものがあります。まだしばらくは続くでしょうし、他のアジア諸国も投資の対象として考えてもいいでしょう。
ちなみに本日のロイター通信社の報告ではフィリピンのGDP伸び率予想について2006年を5%から5.5%、2007年を5.5%から5.75%と上方修正しました。
長~い連続労働からやっと解放されました、嶋田です。
当ブログは資産運用に関するブログに始まりましたが、今後より多面的な情報サイトとしても運営していきたく思います。とはいえ当然、メインは拙い資産運用・投資ネタですけど。
まず医療。これは日常生活とは切っても切れないジャンル。
近年、医療機関への不信、医師への信頼感の喪失、医療経済不安など医療を取り巻く環境も大きく転換期にきているように思います。
医療に携わる者として、日常業務以外に何かできることはないか?日々考えております。
『
医師によるゆる~いホンネの医療ネタ 』というブログを適当に運営しています。ここから定期的(月1回くらい)に内容を引用、あるいは当ブログ用に新たに書き下ろした記事をより多くの方に目にしていただき、多くの方からコメントをいただけたらと存じます。よろしくお願いいたします。
一部、不適切な内容・言葉もあるかもしれませんが、ご容赦あるいはその都度ご指導いただけたらと思います。
『
友人Kと白衣の男 』
医者は自分の金にはケチ臭いが、他人のお金でする医療に関して鈍感です。っていうか興味がない。実際、自分がオーダーした検査がいくらするのか知らない。
この業界は特殊すぎますよ、ホント。
お金をかければ良い医療が受けられるというのは完全なウソ。さらに悪い医療ですらある。
医者は人間。能力に差がある。しかもかなり大きなボラティリティ(標準偏差)がそこには存在する。
偏差値25の医者と偏差値75の医者をどう判断するか。
患者サイドからすればこの情報は喉から手が出るほど欲しい。
っで、意味不明な『名医○○選』みたいな書籍がベストセラーになる。
まさにここが変だよ、日本人の世界です。無知とは恐ろしい程の先入観と妄想を抱かせます。テレビに著書に引っ張りダコの医者は、その分勉強していないかもしれませんよー。
話がそれたが、それがBLOG。あえて戻す気もしませんが、とりあえず最初くらいは戻しますか?やめるか?やっぱ戻しますか?
医療費について、お腹が痛くて救急外来受診した人いますか?いくら取られました?
その医療に満足しましたか?
多くの人がしていないと思います。
答えは簡単。医者は
医療を医学と勘違いしている からでーす。
どういうこと??
基本的に医学は科学であるが医療は科学ではない、と僕は思います。
医学は純粋な学問として長く発展してきた科学である。医療はそれに対してかなり幅がある。つまり、医療はサービスでありCS(Customer satisfaction;
顧客満足度 )を反映するものでなければならない。そのバックグラウンドに医学という科学が存在するわけ。
そこが多くの医者は分かってない、あるいは興味がないから無視してる。
だから患者サイドは不満を感じるわけですね。医者の態度にもムカつくわけですよ。
『この若造がデカイ態度取りやがって!』と多くの患者が思ってる。
しかも診断は曖昧。これじゃ切れますよ、普通。
でもたまにしか見ませんね、そんな医者が切れられてるシーンは。
日本人の我慢の美学!分からないものは任せよう精神!変なこと言ってヤバイ薬打たれたら嫌だと臆病者!
これじゃ医者は図にノリます。ノリきってます、完全に。
やれやれ、政策としての医療経済も破綻寸前ですが、医者自身が社会的能力も破綻寸前ですよ。
ちなみに医者は臆病者なのでヤバイ薬は打てません。
あー、まだまだ言い足りない。
例えば外来診療。
老人医療と小児医療は少し医療経済が異なるのでとりあえず無視します。
老人や小児がこのブログを見ている風景が想像できないので。
夜中に突然、お腹(ミゾオチのあたり)が痛くなって冷や汗が出た。
かなり我慢したが症状は続き『ヤバイ』と思って救急外来を受診した、僕の友人Kの話。
市中病院で受付を済ませ、座って待っている。かなり痛い、波があるんだよ、痛みに!
なかなか呼ばれない。たまらず横になる。他にも患者らしき人がチラホラ。時計はAM1:30。
40分後に『Kさん、2番診察室にお入りください』とナース。
2番診察室に入ると、いかにも眠そうな若い白衣を着てる男がいる。
『どうしました?』と白衣の男。
『3時間前からの腹痛で、3回程吐きました。今も痛いです』と丁寧語のK。
『もともと病気は?胃炎とか言われてます?』吐き捨てるように白衣の男が言う。
『いえ、病気は言われていません。小さいときに小児喘息とだけ・・・』
『・・・』白衣の男はパソコンに向かって無言で病歴を打ち込んでいる。電子カルテの弊害だね、こりゃ。
『ちょっと診察するから、横になって!』こっちを見ないで、また吐き捨てた。
さすがにKはイラついてきた。でも痛いので従う。
お腹を聴診器でなでられ、手で腹を押されミゾオチのあたりで『ウッ、そこが痛いです』
『あぁ、急性胃腸炎だね、まあ念のためレントゲンと血液検査はとっておこうか』と白衣の男がナースをちらっと見る。
ナースは『はい』と無愛想な返答。ナースに案内されレントゲン、その後血を採られた。
『では結果が出るまで、先ほどのところでお休みになっていてくださいね』とニコッとされるが痛く愛想も出せない。
さらに50分が経過し、時計はAM3:10。
呼ばれたらしく白衣の男が、あくびをしながら診察室に入るのが見えた。
さらにその7分後『Kさん、どうぞ』と。
『レントゲンは異常なし、血液検査で白血球は若干上がっているけど、胃腸炎のせいでしょう。薬を出しおきますから。』
これで終わり。なんとなく釈然としない。急性胃腸炎って何だ?
会計で呼ばれ金額は○○円。釈然としないだけでなくイラついてきた。
『・・・今日の給料分じゃん・・・。』
時計の針はAM3:50を指している。
明細にはよく分からないことばかり書いていたが、どうすることもできない。
支払いを済ませ薬を受け取って帰宅。痛み止めで症状はちょっと軽快した。
明細の内容は?
保険診療である以上、決まりきった診療点数が加算される。
保険点数は
1点が10円 の換算だ。
まず初診料。これがやたら高い。老人と小児はさらに高めだが、それ以外の人は施設の大きさに関わらず、270点(2700円)、時間外なら+85点、さらに休日なら+250点。驚くべきことに深夜(22:00-6:00)は料金加算が+480点となる。つまり友人Kはこの時点で750点(7500円)の支出!
命には代えられないと思うかもしれないが、かなり高い。
次にレントゲン。今回は腹部単純撮影を1方向のみ撮影したので、撮影料65点+写真診断料85点で150点(1500円)、これにフィルム代13点(施設により異なる)、時間外緊急院内画像診断加算が110点。しめて273点(2730円)。
あーあ。この時点で10000円を超えた。
今度は血液検査。白衣の男は医療費のことなんか知らないので、血液検査フル・オーダー。
レストランで『このメニューに載ってるの、全部ちょうだい!』みたいな。
血算(赤血球・白血球・血小板など)は23点、生化学血液検査(肝機能・腎機能などいろいろ)は10項目以上で包括(それ以上のコストは取れない)されることになっているので130点、しかしCRP(血液中の炎症反応蛋白)は包括外で17点。
さらに、それぞれ判断料が加算される。
血算には135点、CRPには免疫判断料として144点、生化学には155点と、しめて604点(6040円)。
ひょえー。
さらに投薬。
今回の外来院内処方では投薬料=調剤料+処方料+薬剤料+調剤技術基本料。
具体的には友人Kはラックビー™(整腸剤)、セルベックス™(胃粘膜保護剤)、ホスミシン™(抗生剤)をそれぞれ2日分処方された。さらに腹痛時のときに飲むようにとブスコパン™(抗コリン剤)を3回分。
調剤料は1処方につき9点、処方料は1処方につき42点、薬剤料はラックビーが1包6.4点、セルベックス1カプセル15.5点、ホスミシン1錠78.7点、でそれぞれ毎食後なので2日分は6回分であり、しめて603.6点。ブスコパンは1錠8.3点で3回分だから24.9点。 合計628.5点=6285円。
ヤバーイ。
今回の腹痛で友人Kが支払った金額はチャリーン。
いくらでしょう?
友人Kのお支払いは『6767円』也。
ほとんど1日の給料分じゃん、ってボヤくわけだよ。
しかもこれは、3割負担額であって7割は税金ですよー。これもやばくない?
税金は?
チャリーン。
『15788円』也。
はい、医療経済破綻の一途というわけですね。
Kは翌日も腹痛が続いていた。
痛み止めなるものを飲むと一時的に症状は緩和されるが、またすぐに痛くなる。
何とか営業の仕事を終え、やるべき残業はあったが今日は帰ることにした。少し熱っぽくなっている。
腹痛でなかなか寝つけない。深夜、臍のあたりから右下腹部の激痛を訴え、嘔吐。さすがに痛くて仕方がないので、やむを得ず救急車を要請。同じ病院に搬送されたって。それで診断はモウチョー(急性虫垂炎)&急性腹膜炎で緊急オペ。
笑えますね。いや、笑えないか。
実は急性虫垂炎の初期症状はなかなか判断しにくいのも事実。
白衣の男は、眠かったのは分かるがもう少し真摯に友人Kに接し、『急性虫垂炎の初期症状の可能性もあります。腹痛がひどくなる、あるいは発熱を伴ってくるなら明日医療機関を受診ください』って言っておくべきだったね。
そうすれば、友人Kは今後一生つきまとう医療不信から解放されていたのに・・・。
さらに処方には抗生剤もかろうじて入っていたので、処方内容だけならそこそこ。でもブスコパンは微妙。
まあ、今回の「白衣の男」の医療は診察レベルと鑑別診断学レベル、医療経済に対する鈍感さにおいてかなり寂しいところはあり、さらにCS(Customer Satisfaction)なんか完全に無視。
しかし、これが結構一般的であるJAPAN。
それでもこれだけの個人負担額と税金がかかるんです。
反対に実際、外来をやっていて明日来ればいいのにって思う人はいっぱいいる。
そういう症状が軽くても来院する人は暇人か不安神経症、あるいは両方ってのが最悪。
友人Kのようにかなりの症状があれば来院してしかるべきだろう。
医療サイドにも問題は多々あるが、患者サイドにも多々問題がある。救急車をタクシー代わりに使ってみたり、自己負担率が1割の老人は比較的気楽に来院する(これは福祉という側面では仕方がない)。9割の税金のことなどもちろん全く考えない。
福祉国家にもなりきれていない我がJAPAN。個々がもう少し考えねば、お先まっくらよ。
あぁ、そうそう、ちなみにこの白衣の男は19時から翌朝7時まで勤務してサラリーは税込み保険点数換算で6000点。交通費も込みね。
救急車2台、外来7名のうち入院させたのは1名でした。その1名は薬物中毒って言えば聞こえはいいが、いわゆる自殺未遂の大量薬物内服。
やれやれ。
笑えるでしょ?あるいはムカつくでしょ?
急性虫垂炎を見逃してもこの給料!
でももっと儲かっているのは病院ですよー。
(終わり)
今回はANA Super Flyersについての記事です。
ANA Super Flyersになるにはまず、前回お話したANAプラチナサービスを一度受ける必要があります。
ANA・platinum
(1) (2) (3) (4) ブロンズサービスではスーパーフライヤーズ(以下SF)にはなれません。
Super Flyersの最大の魅力は一度なってしまえば、永久的にスターアライアンス・ゴールドメンバーでいることができる点ですね。毎年、プラチナサービス規定まで搭乗することは、特殊な職業の方でないと無理です。
1年間だけがんばってプラチナサービスなればいいわけです。(世の中ではこれをマイル修行というらしいのですが、知りませんでした)
基本的にはプラチナサービスより格下ということになると思いますが、違う点だけを記載します。
①搭乗マイル加算が50%
プラチナサービスでは+100%でしたね。つまり2倍でした。SFでは1.5倍の搭乗マイルが得られます。
②スーパーフライヤーズデスクでの対応
プラチナサービスではプラチナサービスデスクでした。それ程変わりないと思われます。
③アップグレード券発行は年間2枚
プラチナサービスでは年間6枚でこれは加算可能で、同時にSF会員であれば6枚+2枚で計8枚ということになります。
他に違うところはなさそうですね。ただしANA内でPlatinumとSFに優先度に違いがあるかもしれません。また新しい情報があれば記載します。
僕個人の問題なので賛同は得られないかもしれませんが、グローバルライフ(日本居住者)を考え、その基盤としてAMEX・platinum、ANA・platinum or SF、野村證券、CITIBANK Japan、オフショア銀行口座(できればVISAによるデビット決済通貨の多いところ)、オフショア証券口座(必ずしも必要ないがあると楽しい、実益もある)があれば、かなり充実したグローバルな活動をサポートしてくれるように思います。
当ブログも開設後2ヶ月を経過しました。
リンクさせていただいている方々のおかげで自分としては非常に多いアクセスをいただいており、恐縮してしまいます。
ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
Einthoven, 嶋田忠信, Risarisa 文責 嶋田
夜の女?Risarisaでーす
正直、そこそこ勉強しても不動産投資に関して分かりませーん。Einthoven先生が今後言及してくれるとは思いますが、わたしには分かりません???
埼玉県京浜東北線沿線エリアは今後の人口増加予想に伴い、不動産投資の良い投資対象になっているようですよ。でも不動産といってもマンションや家、土地などいろいろです。
例えばマンションなんかに投資して1室あるいは1棟まるまる購入したりします。これはここに住んでくれる人がいることが前提の投資で、住人にしてもテナントにしても入ってくれなければ当たり前ですが、損失を被っちゃいますね。
いかに占拠率を高めるか、あるいはそういう物件を探すか、非常に不透明ですし分かりませーん
何か情報の不公平性を強く感じますね。
現時点で今後の金利上昇局面、人口減少局面などを考えてもどうも手を出す気がおこりませんよね。
REITはすこし違うと思いますが、見通しは良くさなさそうですねよ。
素人なのでよく解かりませんが、良くわからないものはやらない方がいいですね。実はただの無知かもしれませんが。。。
まぁそんなものより、わたしが気になるのは忠信先生も言うようにこれ以上埼玉エリアの医師1人あたりの人口が増えるなんて、もう埼玉からは撤退するしかありません。特に当直勤務は(そんなにやってないけど)。
じゃあねぇ
4日連続でANA・platinumについての記事になっちゃいますよ、Einthoven先生。
どうかしたんですか?また超重症心不全の主治医になっちゃったとか?いずれにしてもお忙しいのでしょう。
記事の分散ができていませんが、よろしくお願いします。嶋田です。
⑦搭乗マイル100%上乗せ加算
プラチナサービスではANAグループ便を利用した際の搭乗区間基本マイレージの100%がさらに積算されます。つまり、2倍になるということですね。
ANAは年間を通して、多くのマイルキャンペーンを行っています。これと合わせるとかなりのマイレージを得ることができ、スターアライアンスメンバーなら特典航空券だけで世界一周などもできるようになります。詳細は
こちら 。
⑧ANAグローバルアシスタンスの提供
これはANAがTravelex社との提携により24時間年中無休で電話対応をしてくれるサポートサービスです。トラベルサービスや緊急時のサービスを提供してくれるようですが、実際に僕は使ったことがないので、今後詳細が解かり次第記事にします。
ざっとANAプラチナサービスについてまとめてみましたが、どうでしょう?(細かいサービスは他にもいろいろありますよ)
若いうちから将来を見据え、Visionをもち生活することは非常に大事なことだと思います。(当ブログにリンクさせていただいている方々は皆さんVisionがしっかりしているなぁ、と未熟な僕はいつも感心しています)
そのVisionの一部分がグローバルライフに絡んでいるなら、やはり基盤を作っておくことは必要でしょう。
その種類は、航空会社、クレジットカード、国内銀行・証券口座や海外銀行・証券口座(必ずしも必要ない)など多岐にわたります。早いうちから慣れ親しんだものを使い込んでいきたいものですね。
ANAやStar Alliance groupについては今後もどんどん記事にしていこうと思います。いい情報がありましたらコメントしてくださいね。よろしくお願いします。では。
嶋田です。
執拗にANAの記事を続けます。恨み?憧れ?CA?? 何かあるのでしょうか?(冗談です)
③手荷物の優先取り扱い、手荷物許容量の優待
ANAグループ便をはじめスターアライアンス加盟航空各社をご利用時、預ける手荷物に優先タグを付けてもらえて、到着後に優先的に受け取ることができます。
さらに預けることができる手荷物許容量の優待があり、米国発着便では搭乗クラス無料手荷物許容量にさらに1つ多く持ち込むことができます。
国内および米国以外では搭乗クラス無料手荷物許容量より20kgオーバーまで優待されます。
以前、ストックホルムに学会で行ったときにはいろいろ荷物がかさみ+22kgオーバーで、通常であれば約6万円位の超過料金だったと思いましたが免除されました。
意外と使える優待だと思っています。荷物も最初に出てくるし。
④プラチナカードデスクでの対応
まず、電話がつながりやすいですね。
そして対応がアメックス・プラチナ程ではないですが、やはり丁寧。気持ちの良い対応です。電話での予約の際はキャンセル待ちが優先されます。
さらに特典航空券利用の際は、結構座席数が少ないので予約を取れないこともありましたが、これも優先して確保してもらえます。
⑤ANAアップグレード券の無料発行
そのままですが、アップグレード券がもらえます。
プラチナサービスなら年間6枚。このとき同時にスーパーフライヤーズ会員ならさらに2枚で計8枚もらえます。
ダイヤモンドサービスは8枚、ブロンズサービスは2枚です。
このアップグレード券は国内線ではスーパーシートにアップグレード(1区間に1枚使用)、国際線では1搭乗クラスのアップグレードになります(1区間に2枚使用)。
対象運賃があります ので注意してください。
裏技としてはまだやったことはありませんが、アメックス・プラチナでビジネス座席購入し、コンパニオンシートを無料ゲットし、それをファーストクラスにもできるかも。。。確認しますね。
一応、このアップグレード券を機内(1000円分)や空港内(ラウンジ利用)で利用することもできますが、あまり効果的ではないので割愛します。
また次回に続きます。(仕事もしてますよ)
まず①専用保安検査場(羽田・成田)の利用
羽田空港では19番カウンターの専用カウンター横に専用保安検査場(プライオリティレーン)が設置されています。
成田空港では下記第1ターミナルの地図のところに専用保安検査場(プライオリティレーン)があり2006/7/14より使用可能になりました。
夏休みや行楽シーズンには空港は非常に混みます。長い時間、行列に並んだことのある方は多いのではないでしょうか?
この専用保安検査場は僕が実際使用している限り、羽田も成田もほとんど待ちません。
チェックイン(優先カウンター利用可能)後、速やかにラウンジでBoarding timeまでリラックスしてくつろぐことができます。
②空港ラウンジの利用
国内線では千歳・仙台・羽田・小松・大阪伊丹・関西・広島・松山・福岡・鹿児島・沖縄の空港内の「signet」をはじめ、成田空港第一ターミナル内の「ANA Lounge(国内線出発ラウンジ)」、名古屋(中部)空港内の「セントレア エアライン ラウンジ」などを使用することができます。
また、国際線でもスターアライアンス・ゴールド会員として扱われるので、搭乗する加盟航空会社のラウンジを使用することができます。
ANA利用時の使用可能ラウンジを以下に示します。
-国内線-
千歳**国内線ターミナル**signet
仙台**国内線ターミナル**signet
成田**第1ターミナル**ANA Lounge(国内線出発ラウンジ)
羽田**国内線ターミナル**signet
小松**国内線ターミナル**signet
名古屋(中部)**国内線エリア**セントレアエアラインラウンジ
伊丹**国内線ターミナル**signet
関西**国内線エリア**signet
広島**国内線ターミナル**signet
松山**国内線ターミナル**signet
福岡**国内線ターミナル**signet
鹿児島**国内線ターミナル**signet
宮崎**国内線ターミナル**ラウンジ大淀
熊本**国内線ターミナル**ラウンジ阿蘇
沖縄**国内線ターミナル**signet
-国際線-
成田**第1ターミナル**ANA Lounge
関西**国際線エリア**CLUB ANAラウンジ
名古屋(中部)**国際線エリア**スターアライアンスラウンジ
羽田**国際線ターミナル**ビジネスクラス用ラウンジ
福岡**国際線ターミナル**CLUB ANAラウンジ
ロサンゼルス**トム・ブラッドレイ国際線ターミナル**signet
サンフランシスコ**国際線ターミナル**ビジネスクラス用ラウンジ
ニューヨーク**第7ターミナル**ビジネスクラス用ラウンジ
ワシントン**コンコースB**signet
ハワイ**ビジネスクラス用ラウンジ
ロンドン**第3ターミナル**ビジネスクラス用ラウンジ
パリ**ファーストクラス用ラウンジ
フランクフルト**第1ターミナル**ファーストクラス用ラウンジ
北京**第2ターミナル**ファーストクラス用ラウンジ
アモイ**ビジネスクラス用ラウンジ
上海**signet
大連**ビジネスクラス用ラウンジ
瀋陽**ビジネスクラス用ラウンジ
青島**ビジネスクラス用ラウンジ
杭州**ビジネスクラス用ラウンジ
香港**ファーストクラス用ラウンジ
ソウル(仁川)**ビジネスクラス用ラウンジ
ソウル(金浦)**ビジネスクラス用ラウンジ
シンガポール**第1ターミナル**signet
バンコク**第2ターミナル**ビジネスクラス用ラウンジ
ホーチミン**ビジネスクラス用ラウンジ
グアム**国際線ラウンジ
台北**第2ターミナル**ビジネスクラス用ラウンジ
スターアライアンス・ゴールド会員が利用できる空港ラウンジを
こちら スターアライアンス・グループ は18社の加盟航空会社で構成されており、世界全域をほぼ網羅しています。一度プラチナ会員以上になれば
ANA Super Flyers会員 (後述)に移行することができ、
永続的に スターアライアンス・ゴールド会員でいることができます。
海外移住の場合はいろいろ制約が生じてくるとは思いますが、基本的に日本国籍で海外での生活を楽しみたいと思っている方には、非常に有効だと個人的にはおもいます。
今後さらに詳しく述べていきたいと思います。
もうかなり長く働いています、嶋田です。
長時間労働の域をはるかに超えてしました。
僕は昔からANA(全日空)を主に使っています。海外での活動が増えるであろう今後、Comfortな生活を送る上でも航空会社についての知識は大事です。
Amexについての情報に加えて、ANAひいては
Star Alliance group (ANAを含む18の加盟会社)についての情報も掲載していこうと思います。JALについてあまり詳しく知らないし、実際使用してないので割愛します。
僕は以前、地方のとある市民病院に週1回のペースで外来勤務に行っていました。出張の多いビジネスマンは既にご存知のことと思いますが、ANAではこういう利用の多い顧客に対していろいろなサービスを展開しています。
1月から12月の間の搭乗回数が30回かつ10000プラチナポイント、あるいは30000プラチナポイントであれば
Bronze service 。
搭乗回数が50回かつ15000プラチナポイント、あるいは50000プラチナポイントであれば
Platinum service 。
搭乗回数が120回以上、あるいは100000プラチナポイントであれば
Diamond service 。
こういった具合で翌年から1年間サービスが受けられることになっています。
プラチナポイントとは、毎年1月~12月の12カ月間に、AMCに登録されたANAグループ便(ANA Connection含む)およびスター アライアンス加盟航空会社運航便ご利用による獲得マイルをポイント換算し、マイルとは別に登録しているものです。
週1回の外来勤務で地方に行く際、ANAを使っていたのでその年はPlatinum serviceの対象となりました。詳しくは
ANAホームページ に掲載されています。
Platinum service(以上)になるといろいろな特典があります。まず、スターアライアンス・ゴールド会員になることができ
①専用保安検査場(羽田・成田)の利用
②空港ラウンジの利用
③手荷物の優先取り扱い、手荷物許容量の優待
④プラチナサービスデスクでの対応
⑤特典航空券優先取り扱い
⑥ANAアップグレード券の無料発行
⑦搭乗マイル100%上乗せ加算
⑧ANAグローバルアシスタンスの提供
など幅広くサービスを受けることができます。
今後それぞれのサービスについての詳細を述べていこうと思います。では。
おは、嶋田です。
シティバンク の
クロスカレンシー 手数料優遇の解釈について言及します。
これは外貨Aから他の外貨Bに両替するときの手数料優遇制度です。通常は一度、円に戻してから行われるこの両替は甚だ高コストです。
CITIBANKに2000万円以上の金融資産を有していると、この手数料が70% OFFされるというものです。
はっきり言って非常に外貨運用を有益にします。
外貨はその時勢で割高だったり、割安だったりするわけです。
ニュースでは対円のレートしか報じませんが、外貨A対外貨Bのレートも当然存在します。円とは関係ないところでこの比率は決定します。
つまり、割高な通貨を多く保有していてある通貨が下落したとき、円からでなく保有している割高通貨から両替すればいいというわけです。
しかもその手数料は70% OFFであり、強烈に安くなります。
長期的にはいろいろな通貨を自在に操れる、為替ディーラー?のようなことで有効な投資ができるわけです。
当然、外貨FXほどまではコスト軽減にはつながりませんが、外貨MMFよりは安くなると思います。ちなみにCITIBANKの金利は低いので、あくまで利便性の問題ですね。
もちろん安易な両替は禁物ですが、暴落が起こったときにはアリでしょう。暴落後、特別な原因がなければ平均へ回帰しますからね、きっと。
Einthovenです。
ご存知のことと思いますが、3日共同通信社でロンドン証券取引所と東証の業務提携についての記事がありました。
以下に引用します。
ロンドン証券取引所は3日、株式信託など金融商品の相互上場などの業務提携を目指し、東京証券取引所と協議に入ったことを明らかにした。
ロンドン証取は「アジアでの事業展開を目指し、(東証との間で)どういうことができるのか交渉を進めている」と説明。提携を通じ、中国などの新興企業の上場促進に加え、アジア系ファンドの投資も呼び込みたい考えだ。
欧米では米ニューヨーク証券取引所(NYSE)と欧州のユーロネクストが合併で合意するなど市場統合が加速。危機感を強めるロンドン証取は新たな成長戦略を迫られていた。
一方、東証側もNYSEと提携協議を進めているものの、証取が世界規模で集約される動きが目立つ中、欧州での足場が必要と判断したとみられる。ロンドン証取によると、東証との協議は可能な限り幅広く行い、売買・決済システムの共同開発なども取り上げる。資本提携は現段階ではテーマにしていないという。
(引用終わり)
当然の流れとはいえ、うれしいものです。
この際ですから株式ETFに限らず、あらゆるETFの上場を検討していただきたいものです。
特に債券ETF。期待してます。
*参考までに
10/27の共同通信社の記事も載せておきます。
以下に引用します。
東京証券取引所が、ニューヨーク証券取引所から資本提携の提案を受け、株式の持ち合いなど関係強化の検討を始めたことが、27日分かった。欧米で活発化している取引所の再編や提携の動きが、日本にも本格的に及んだ。東証は激化する国際競争の中で、生き残りをかけて交渉に臨むとみられる。
関係者によると、ニューヨーク証取を運営するNYSEグループが、東証に対して株式の持ち合いによる資本提携を提案した。東証は2009年に予定している株式上場後に提携できるかどうかを検討している。実現すれば、最大で発行済み株式の10%程度を持ち合うとみられる。
業務面でも、株式や上場投資信託(ETF)を両取引所で相互上場させ、取引の幅を広げることを検討している。
(引用終わり)
Einthovenです。
2006年11月2日の『朝日新聞 朝刊』で「税・公共料金、カードOK」と題し、市町村に支払う軽自動車税や水道料金、国民年金や国民健康保険の保険料、所得税や住民税にまで
クレジットカード の利用対象が広がるとの記事がありました。以下に引用します。
税金や保険料、水道料金などを国や地方自治体に納める際、来春からクレジットカードが順次使えるようになる。支払う側にとっては現金を用意する必要がなくなる一方、国・地方自治体は収納率向上や収納コスト削減を期待している。カード支払いが可能になる税金・公的料金は総額で年間20兆円以上と見込まれ、クレジットカードの利用対象が大きく広がる。
JCBなど信販大手の12社はこのほど準備委員会を設立。
(以下一部省略)
準備委によると、実現が早そうなのは、市町村に支払う軽自動車税や水道料金、国民年金や国民健康保険の保険料など。その後、所得税や住民税のほか都道府県に納める運転免許証更新手数料や旅券発行手数料、市町村に納める固定資産税などに広げる。カードは窓口での支払いに使えるほか、定期的な引き落としもできる。今後はインターネット上でカード番号を入力して納付する手続きが導入される見込みで、自宅でも支払えるようになる。
(以下一部省略)
準備委員会のメンバーはJCBのほか三井住友カード、クレディセゾン、UFJニコス、ディーシーカード、トヨタファイナンスなど。
(引用終わり)
確かに税金の納付は面倒です。
クレジット決済できるようになれば随分楽になるだろうと思います。ポイントやマイルなどを貯めている方にも大いに受け入れられることでしょう。
しかし、所得税や住民税などをクレジット決済するとクレジットカード会社におおよそリアルな収入を告知しているような感じで、軽度の不快感もありますね。
さらに準備委員会には当然まだアメックスは入っていませんね。
Einthovenです。
経済に精通されている方は各国のCPI(Consumer price index; 消費者物価指数)に注目していることでしょう。
総務省によれば「全国の世帯が購入する家計に係る財及びサービスの価格等を総合した物価の変動を時系列的に測定するもの。すなわち家計の消費構造を一定のものに固定し、これに要する費用が物価の変動によって、どう変化するかを指数値で示したもの。」と定義されています。
長年デフレ期にあった日本もデフレ脱却、いろいろな面で物価上昇を目にするようになりました。緩やかな物価上昇は経済にいい影響を与えるかもしれません。しかし、将来の消費税増税や世界人口増加、原油などの資源減少などから考えても、ハイパーインフレとは言わないまでもそこそこのインフレ率にはなるように思います。
我々、一般消費者、投資家にとって最大の敵はインフレであることは疑う余地がありません。
当然、インフレに対して購買力維持を目的とした商品について考える必要があります。
インフレヘッジ商品にはいろいろありますが、手軽なところでは
コモディティ ファンドと物価連動国債ファンドを比較検討する必要があるように思います。コモディティファンドは以前もお話しましたが、比較的純粋なインフレヘッジをできるのに対して、物価連動国債ファンドは金利も考えねばなら少し複雑な商品だと私は思っています。
しかし、どちらもまだまだコストが高い。特にコモディティファンドは
インデックス商品でもアクティブファンド並みのコストがかかります。現在、最もコストを抑えたインフレヘッジ商品は
マネックス証券 で購入できるDKA物価連動国債(愛称; 未来予想)ではないでしょうか?
国内の物価連動国債(2006.10現在、第4回まで発行)のファンドでコストも比較的抑えられています。
日本の今後の金利についてもなかなか早期の急激な利上げはないように思います。あるとすれば、それはインフレの時でしょう。
物価上昇と金利上昇を天秤にかけてみて、どちらがより強いか、あるいはそんなことは考えずに低コストでインフレヘッジということだけを考えても、国内物価連動国債ファンドはアリなのではないでしょうか?
早く債券ETF(通常国債、物価連動国債)が世に出ないものでしょうか?
おつ、嶋田です。
『ヤバイぜっ! デジタル日本』を読んだ。
自他共に認める何をやってるかわからない人、ハイパーメディア・クリエーター高城剛氏の著書です。約10年前の前作『デジタル日本人』を読んだときは、『へえー、へえー』みたいな印象だったのが今回は『ほー、ほーう』って感じでした。
あまり伝わらないですね。
この本で言いたいことはデジタル、ITの時代は終わった、次は何なの?ということのようです。結論から言えば、次に来るのはサブタイトルにもなっている『ハイブリッド・スタイル』らしいです。
これは新たに新しいものの創造ではなく、既に確立したものを複合することで新たな価値を見出そうということのようです。特にこれ自体は別に『ほー』とはならないわけですが、僕が反応したのはこの文中にある『マルチスペシャリストの時代だ!』というところですね。
著者はもちろんtechnology的な部分でこの言葉を使っているわけですが医師においてどうでしょう?
確かに『医者+弁護士』『医者+作家』『医者+政治家』みたいなマルチスペシャリストはそれなりに目にします。
ただ、そういうことではなく医師は現代において、細分化された専門分野に重きを置きすぎているように思うわけです。医師は当然症状を有している人を目の前にすれば、話を聞き診察し検査をして診断します。病名がつけば治療に移るわけです。
つまり医療の根幹は診察診断学+治療学で成り立っているわけです。
日本の現代医療は後者の治療学にかなりのウエイトが置かれ、前者は軽視されているところがあると思います。
僕にとってのハイブリット、マルチスペシャリストとは初期医療における診察診断学をマルチに行える医師のことです。
こういう医師が最近とくに少ないように思います。
治療学というのはイコール技術的なところがありますから、人類の貪欲さを考えると歯止めをかけることはできません。
医療経済の抱える諸問題も多くは治療学においてだと思いますが、診察診断学を簡便かつ正確に行える医師を増やすこと、そのためのツールを作ることは非常に有意義であると感じます。
ちょっと話はあらぬ方向へ行きましたが、発展した解釈として本著書の紹介とさせていただきます。
著書はamazonで↓
当ブログは相互リンク募集中です。ご希望の方はこの記事にURL、コメントをお願いします。
Einthoven, 嶋田忠信, Risarisa
Einthovenです。
宝くじを一度くらい買ったことがある方は多いのではないでしょうか?
宝くじも言ってみれば投資でありギャンブルです。
皆さん、その中身を知っていますか?
いわゆる、皆がお金を出しあって何人かで山分けという、ゼロ・サムゲームではありません。
しかも「半分以上が手数料や収益金」として協会や地方自治体に納められるわけです。
数年前、これを知ったときは少しショックでした。皆さんは知っていたでしょうか?
少なくとも宝くじは投資対象とは成り得ません。なぜなら
コストが54.2% ですから。
意味としてはほとんど寄付するの感覚だと思います。しかしその寄付金はどこに使われているのか不明です。これは困ったものですね。
それに比べると、株式投資はかなり公平なギャンブルです。皆がお金を出しあって手数料分だけ引かれる比較的ゼロ・サムゲームに近いゲームですから。
宝くじをはじめ、競馬、カジノなどは自分から放出されるそのアドレナリンを買っているともいえるでしょうか。
こういった最初から不公平なギャンブルをしようとするときは、そのことを考えた後でアドレナリンを求めて行いましょう。
宝くじの中身 を参照ください
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