Einthovenです。
資金の流し方は非常に大事です。
例えば、証券会社で
外貨MMF の運用をしていたが、外貨のまま送金することができないということがあります。
こういう場合は手数料を払って外貨を円に戻して送金することになり甚だ損であるといわざるを得ません。
将来、資金をどういう形で使っていくかにより異なりますが、資金をうまく流せるルートを事前に考え証券会社や銀行などを選択していく事は必要でしょう。
ひとつの例に過ぎませんが...
将来海外で資金を使うことの多い方は、外貨資産を外貨のまま使えるようにしておくという選択もあります。
これには、日本国内でつくれるものとしてUSドル決済できるCITIBANKのUSドルキャッシュカードかシティドルカードがあります。私の知っている限り日本国内でユーロ決済のカードは作ることはできず、やはり海外バンクのデビットカードを使うしかなさそうです。
海外バンクに関して別にお話しますが、
『海外投資を楽しむ会』 のホームページには貴重な情報が多くありますのでご参照下さい。
他にはCITIBANKで豪ドルの
外貨預金 をしているなら手数料なしでトラベラーズチェック(T/C)を発行してくれます。
現在CITIBANKで扱っているT/CはUSD, EUR, GBP, AUDの4通貨です。この4通貨に関してはCITIBANKだけで『
外貨を外貨のまま 』使うことができるわけです。
私はT/Cをあまり好きではありません。かさばりますし1回の渡航で100万円以上は海外へ持っていくことが法律で禁じられているからですね。
したがってUSD, EUR, GBPの3通貨に関しては専らデビットカード派ですが、豪ドルに関してはT/Cを使うしかありません。
さらに国内の証券会社から海外送金できる銀行への流通を考えると、野村證券は非常に魅力的です。野村證券では
外貨資産を無料で他の国内金融機関に送金する 事ができます。
つまり、
野村證券 で運用していた国債償還金や外貨MMFを外貨のまま海外送金のできる
シティバンク や新生銀行に国内送金できるわけです。
しかも手数料はかかりません。
こういう資金の流し方・使い方は非常に無駄が無く、有効だと思います。
皆さんも御自分にあったルートを探してみてはどうでしょう。
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Einthoven@当直中です。
今回は具体的な商品を考えていきましょう。
前回ジム・ロジャースの話をしましたが、彼の考えるベストな商品組み入れ率についてです。組み入れ率はやはりインデックスということになり、多くの商品ファンドはインデックスによる運用になります。
ジム・ロジャースの考えるインデックスはロジャース国際コモディティ指数(Rogers International Commodity Index)です
このインデックスの組み入れ率(2006.8現在)は大まかにはエネルギー44%(原油35%、天然ガス3%、無鉛ガソリン3%)、産業金属14%(アルミニウム4%、銅4%、鉛2%、亜鉛2%、ニッケル1%)、貴金属(金3%、銀2%、プラチナ1.8%、パラジウム0.3%)、穀物20%(小麦7%、トウモロコシ4.75%、大豆3%、大豆油2%)、ソフト10%(綿花4%、砂糖2%、コーヒー2%、ココア1%)、その他2%(ゴム1%、板材1%)というポートフォリオです。
詳細は
ファンド概要 をご参照ください。
この他にもインデックスはいろいろ存在し、Dow Jones AIG Commodity index、Goldman Sachs Commodity Index、さらに国内では三菱商事のMCCI世界商品指数などがあります。それぞれ各商品の組み入れ率が違うわけです。
実際に購入して例えば自分が鉛を2万円分も所有しているなどということは、少し違和感がありますが、日常生活を営む上で少し違ったものの見方ができて面白いはずです。
では次回は、具体的に購入できる商品ファンドを御紹介します。
↓ジム・ロジャース来日講演DVD
↓著書はAmazonで購入できます
Einthovenです。本日からはコモディティ(商品)について考えてみましょう。
我々の生活は物資で支えられていることは当たり前過ぎて、いまさら言及する必要もないでしょう。
しかし、資源国ではないわが国は多くの物資を海外から輸入せねばならず、昨今の原油高で強く認識されたことでしょう。
中国・インドをはじめとする新興国は今後の世界人口増加に強く関与します。人口増加ということだけでなく、これらの国は経済成長とともに国民の購買力も上昇します。
そうなれば当然、物資の消費量も増加します。物資は有限です。代替物資・資源の開発も進むでしょうが、人口増加・消費増加の方が上回るように思います。
物の価値が今後さらに上昇していくはずだ、とはクォンタム・ファンドで驚異的なパフォーマンスを出し有名になった投資家ジム・ロジャーズ。
先日、来日し講演も聴きましたが非常に説得力のある内容でした。今後は商品の時代であると考えているようです。
彼の考えは著書で端的に記されていますのでご参照ください。
確かにインフレについては投資家のみならず、考えなければならない時代です。インフレは物の価値が上がることあるいは通貨の価値が下がることですから、それをヘッジ(回避)するにはそのものズバリ商品を買うという選択が出てきます。
原油を50バレル買っても置いておくところがありませんので、具体的には先物ということになります。将来その商品を買う権利を買うということです。
原油をはじめ、トウモロコシ、綿花、銅、天然ガスなどさまざまな商品が売買されています。個人投資家が商品投資を行うときに最も簡便なのが商品ファンドです。
ここ数年で数社から発売されていますので次回以降御紹介します。
↓必見、ジム・ロジャース来日講演DVD
ジム・ロジャース氏の著書はこちら↓
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どうも嶋田です。
CITIBANK について補足しておきます。
確かにCITIBANKに口座持つこと自体は有効です。Risarisaも言っていましたが、外貨海外送金ということが最大の魅力ですね。
企業イメージも悪くない。信用度も低くない。CITIGOLD自体のサービスは微妙ですが...
2000万円以上で得られる優遇制度の『クロスカレンシー手数料70% OFF』は使えます。
ハワイとかNYとかしか行かない人はCITIBANKのみでOKだと思いますが、Londonが好きでよく行く僕はAbbeyのポンド・デビットカードを愛用しています。
Risarisaからもありましたが、現在CITIBANKでは円→外貨定期預金にすると『エンジョイプラス』なる一見、胡散臭いキャンペーンに巻き込まれます。
一般的にキャンペーンって顧客が損するケースがたくさんあって、とりあえず疑ってかかるのがいいでしょう。
今日はその『エンジョイプラス』についてです。これは明らかに客寄せです。ただし、それに乗るべきか乗らざるべきか検証していく必要があります。
『エンジョイプラス』は円→外貨(USドル、ユーロ、ポンド、カナダドル、豪ドル、ニュージーランドドル)定期預金にするときの金利優遇キャンペーンです。具体的には2週間定期なら10%上乗せ、1ヶ月なら5%上乗せ、3ヶ月なら2%上乗せ、6ヶ月なら1%上乗せ、12ヶ月なら0.25%上乗せといった具合です。
実際の損得を考えましょう。2週間定期なら10×(2/52)%=0.38%の金利上乗せが2週間で行われるわけです。同様定期に1ヶ月なら5×(1/12)=0.41%が、3ヶ月なら2×(3/12)=0.5%、6ヶ月なら同様に0.5%、12ヶ月なら0.25%となります。
さあ、どれが得でしょう。答えは当然3ヶ月定期です。
得られる金利が最も高いことと、6ヶ月定期よりも短い期間で同額のキャンペーン金利が得られるからです。お金は早い時期にゲットしたほうが得。明日のお金は今日より価値が低いからですね。
ということでCITIBANKのキャンペーンは乗り!です。まず3ヶ月定期でキャンペーン金額をゲットして、12ヶ月(最長)定期で高利回りに変えていくという作戦がいいでしょう。ちなみに今後、既に長期金利の低下局面に入っていく米ドルは最初から12ヶ月定期というのもありだとは思います。
つまり資産流通ルートにCITIBANKを使用する方には、このキャンペーンは得だということですね。
この優遇率から考えると、これを手数料還元とすれば外貨両替の片道手数料は外貨MMFよりも安くなるというふうに考えることもできます。物は考えようですね。
世の中には詐欺に近いインチキ・キャンペーンがたくさんありますのでこういう風に具体的に考えましょうね。
では。
おはようございます。Risarisaです。
パリから帰国しました。パリはサイコーでした
。
Einthoven先生にシティバンクについて知ってるだけ書いといてって言われていましたので書いてみます。
でも困ったなあ
。
確かにメインバンクにしていますけど、人に説明なんてねえ。
後でEinthoven先生や忠信先生が付け加えて書いてくれるでしょうから、とりあえず少し調べたので書いておきます。
参考程度でお願いしますね。
まず、CitiBankのいいところはやはり、以前お話した
外貨活用法 としてドル決済ができるCitiドル・キャッシュカードやCiti USドル・クレジットカードがあることだと思います。
その他、円から外貨に両替するときのキャンペーン『エンジョイプラス』でしょうか。これは円から外貨(米ドル、英ポンド、ユーロ、豪ドル、カナダドル、ニュージーランドドル)に両替し定期預金を始めるときに優遇金利がつくというものです。
言い換えれば、勧誘キャンペーンですし、手数料還元キャンペーンともいえるわけですよね。具体的には
CitiBankホームページ を見てください。
さらに外貨300万円以上で定期預金優遇金利が0.05%上乗せされること、合計1000万円以上の口座残高(円・外貨・投資信託の総計)でCitiGoldという『小VIP』待遇になることでしょうか?別室で個別のアドバイザーが相談にのってくれたりします。
このCitiGoldの特典として1000万円以上の残高で『エンジョイゴールド』といって先程の『エンジョイプラス』より上級の優遇が得られます。さらに最大の魅力は
海外送金手数料が無料 となることでしょうか。海外口座を使っている方はかなり有利になりますね。
2000万円以上の残高でクロスカレンシー(外貨間為替取引)優遇があり、外貨から別の外貨に両替するときに通常片道(外貨A→円→外貨B)2円程度の手数料が30銭程度となり70%OFFされるというものです。かなりの割引率ですね。さらに国内送金も無料になります。
注意すべき点としては口座維持最低残高があるということで円預金なら50万円以上、外貨預金なら20万円以上ないと毎月2100円の口座維持手数料を徴収されます。また、コストの低い投資信託が無いことと、円預金でもペイオフ制度は除外で1000万円は保護の対象になりませんのでご注意を!
ではでは
。
マネックス証券 に続いて紹介すべきネット証券はこのSBIホーディングスのEトレード証券でしょう。ネット証券会社としては最大手さらに投資信託もノーロード商品を41本も取り揃えており充実しています。しかし、投資信託の内容としてインデックスファンドが少ないことから2番手の紹介となりました。
9月1日から手数料がさらに軽減され以下のようになっております。
これはかなり安いです。例えば
TOPIX連動型ETF を購入するにしても株式売買手数料は最安値クラスです。
最低売買価格(16万円)でも0.156%(250円)の販売手数料となり、これに信託報酬を考え合わせてもインデックスファンドで運用していくよりもlow costです。
また、日本ETFあるいは個別銘柄売買を行いたい方ならEトレードはかなりお勧めです。
1注文の約定代金 ~10万円*手数料200円(税込)
~20万円*手数料250円(税込)
~50万円*手数料450円(税込)
~100万円*手数料800円(税込)
~150万円*手数料950円(税込)
~3000万円*手数料1500円(税込)
3000万円超*手数料1575円(税込)
我々の提案する投資の具体的な主力商品の概略として
①インデックスファンドTSP
販売手数料なし・信託報酬0.546%・信託財産留保額なし
日興証券のTOPIX連動型のインデックスファンドです。 これで貯蓄しTOPIX連動型ETFに移行すれば、かなりコストは抑えられるはず。
②三菱UFJ トピックスオープン
販売手数料なし・信託報酬0.651%・信託財産留保額なし
三菱UFJ証券のTOPIX連動型のインデックスファンドです。日興に比べると信託報酬が高めです。
③TOPIX連動型上場投資信託
販売手数料なし・信託報酬0.1155%(変動あり)・信託財産留保額なし
野村アセット・マネジメントのTOPIX連動型ETF。出来高が最も大きく流動性が高いと考えられる。TOPIX indexの100倍の金額から購入可能。
④T&D 世界物価連動国債ファンド(物価の優等生)
販売手数料なし・信託報酬0.945%・信託財産留保額0.2%
T&Dアセットマネジメントの世界各国の物価連動国債ファンドです。アメリカ41.2%、イギリス25.1%、フランス15.5%、イタリア8.3%、スウェーデン3.7%、カナダ3.5%、ギリシア1.2%、ドイツ0.8%、オーストラリア0.8%といった組み入れ率(2006/8現在)です。今後のインフレに備えてヘッジ商品としてはなかなかのもの。もう少しコストを抑えて欲しいところです。
その他、外貨MMF、外貨FX、外国株式、外国債なども取り扱っているので詳細をEトレード証券ホームページで御確認下さい。
Eトレード証券の口座開設はこちらから↓
Einthovenです。
本日は具体的な証券会社選びとしてマネックス証券を御紹介します。
インデックス投資をメインとし、証券会社に口座をひとつしか開設しないのであればマネックス証券をお勧めします。
マネックス証券は松本大氏をCEOとするマネックスと日興ビーンズ証券株式会社が合併し経営している証券会社です。
低コストを基本理念にひとつに、日本国内の証券会社では唯一バンガード社のインデックスファンドの販売をしています。
株式売買手数料に関してはイートレード証券には及ばない部分もありますが、夜間取引(マネックスナイター)は1取引500円と格安であり、ETFの購入も可能です。
現在であれば「10月末まで手数料無料キャンペーン」も行っています。
さらにセミナー・勉強会も熱心に開催しており、顧客サービスという面でも積極的です。また、貸株サービスがあり現在であれば年利0.5%の貸株利率がつきます。
ETFなどを貸株サービスに登録すればさらに有効なインデックス投資が出来るわけです。
今後さらにコストの低い商品なども出てくる可能性もあり、ネット証券として非常に有効だと思います。
我々の提案する投資の具体的な主力商品の概略として
①バンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンド
販売手数料なし・信託報酬0.82%・信託財産留保額なし・為替手数料片道25銭あり
米国主要市場となるニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、NASDAQ店頭市場で取引されている3997銘柄が組み入れられているMSCI US Broad Market Indexをベンチマークとしたファンドです。米国市場に広く分散投資できるインデックスファンドとしては最もコストが抑えられています。
②トヨタアセットバンガード海外株式ファンド
販売手数料なし・信託報酬約1.29%・信託財産留保額なし
バンガード社の4つのインデックスファンドを通して海外の株式に投資。米国成長株、米国割安株、欧州株、新興国株が対象で広く海外に分散投資をできます。
すこし信託報酬が高めであるのが気にりますが、欧州にも
MSCI Europe index をベンチマークとして、また新興国には
MSCI Emerging index をベンチマークとして投資できることが魅力です。
これと日本ETFで世界全体への投資が簡便に行えることになるわけです。
③インデックスファンドTSP
販売手数料なし・信託報酬0.546%・信託財産留保額なし
日興証券のTOPIX連動型のインデックスファンドです。 これで貯蓄しTOPIX連動型ETFに移行すれば、かなりコストは抑えられるはずです。
④TOPIX連動型上場投資信託(銘柄1306)
販売手数料なし・信託報酬0.1155%(変動あり)・信託財産留保額なし
野村アセット・マネジメントのTOPIX連動型ETF。
出来高が最も大きく流動性が高いと考えらます。TOPIX indexの100倍の金額から購入可能です。
⑤DKA 物価連動国債ファンド (未来予想)
販売手数料なし・信託報酬0.42%・信託財産留保額0.1%
第一勧業アセットマネジメントの国内物価連動国債ファンドです。インフレヘッジ商品としては考慮できるものです。
⑥T&D 世界物価連動国債ファンド (物価の優等生)
販売手数料なし・信託報酬0.945%・信託財産留保額0.2%
T&Dアセットマネジメントの世界各国の物価連動国債ファンドです。
アメリカ41.2%、イギリス25.1%、フランス15.5%、イタリア8.3%、スウェーデン3.7%、カナダ3.5%、ギリシア1.2%、ドイツ0.8%、オーストラリア0.8%といった組み入れ率(2006/8現在)です。
今後のインフレに備えてヘッジ商品としてはなかなかのもの。もう少しコストを抑えて欲しいところです。
*追記; この商品はファンドオブファンズであり上記信託報酬にさらに0.32%のコストがかかります。(2006/10/24)
⑦欧州新成長国株式ファンド
販売手数料なし・信託報酬1.26%・信託財産留保額0.3%
T&Dアセットマネジメントが運用するアクティブファンド(fund of funds)です。新興市場をターゲットにしたアクティブファンドですがノーロードで購入できるのでロシアなど東欧に注目している方は購入を考慮できる商品だと思います。
ロシア36.9%、ポーランド19.8%、チェコ10.9%、ハンガリー10.9%、トルコ10.5%、オーストリア3.9%、ルーマニア3.2%(2006/8現在)という国別組み入れ率です。
業種ではエネルギー30.9%、公共サービス22.9%、銀行21.5%、建設・素材8.0%といった具合です。
Monex証券の口座開設こちらから↓
我々が独断と偏見でchoiceした著書を左の
LINKs にリンクしました。
ジャンルは「投資」・「医学」・「建築学」と多岐にわたります。いずれもすばらしい良書です。
是非、一読してみて下さい。
今後、各著書についての個別の紹介を行っていく予定です。
では。
お金って、一体なんだろう?
たま~に考えます。
こんな紙切れに皆、右往左往して一喜一憂して。
物々交換から始まったこの制度、現在の通貨制度はもちろん信用取引で行われているわけですよね。
信用って一体何なんだろう?
人から信頼されるとか?
僕の信用度ってどのくらい?それってどこで誰が測定するの?
あ~、分かりません。
っで、本日CICに行ってきました。
知っていますか? CIC。
Credit information centerという所でクレジットカードを契約するときや銀行ローンを組むときに、その人の信用度を過去を振り返って金融関係会社に情報提供する情報提供会社のことです。
いわゆるブラックリストなんかがあるアレです。
他にも
CCB などもありそれぞれ加盟している金融会社が違うわけです。
これって個人情報なんか流れっぱなしですよ、ホント。
実際に行って自分の信用度を確認しに行ったわけです。
ちょっと的外れのような気もしましたが...。
僕の信用度は結果から言えば、キャラに比べたらそれほど問題はありませんでした。ひとつだけ数年前に1回だけクレジットカードの支払を延滞した記録だけ残っていました。
幸い、CICのスタッフの方にこの忌まわしい記録を消す方法を教えてもらいラッキーでした。
アメックスがプラチナにならないのはこのせいか?とも思いましたが、違う理由かもしれませんね。
皆さんも1回行ってみるといいですよ。500円で情報公開してもらえます。
>>
Credit information center
Einthovenです。
さらに外国債券について理解を深めましょう。
日本では個人向け国債なんて簡単に言っていますが、国債はなかなか奥が深い商品です。
さらに売却すると簡単に言っていますが、買い手がいなければ当たり前ですが売れません。
世の中はすべて需要と供給のバランスで成り立っていますから。
したがって、債券はいつでも売却できるように流動性の高い(人気のある、すぐに現金化し易い)ものを選びましょう。
直接、債券自体を購入しなくても投資信託という形でも購入できます。
債券ファンドです。
これも株式投資信託と同じ感じで考えていいでしょう。中身が株式か債券かの違いです。
さらに日本債券のところでも触れましたが、物価連動型の債券ファンドもあります。これはなかなかお勧めです。
債券は比較的急速におこるインフレに勝てません。
物価連動型の債券はそこを補ってくれた上に、金利もついてくる商品で購買力という意味でインフレヘッジになるでしょう。
長期投資後半ではかなりの金融資産を保有することになります。例えば1億円あって、すべて株式では短期的なリスクが大きすぎます。
つまり60歳ですべてを株式資産としていると、場合によっては資産総額が半分やそれ以下になることがあるということです。
株式投資の有利性は長期投資(20-30年)において言えるだけなのです。
したがって、金融資産は徐々に人生の後半にかけて短期的なリスクの少ない商品に置き換えて行かなければなりません。
言い換えればアセット・アロケーション(資産配分)を年齢層で変えていく必要が出てくるということです。
その意味でこの物価連動型債券は魅力的です。ただ、いろいろ難しい商品であるとも思います。
今後、さらに具体的な商品を考えましょう。
ranking! ポチっと押してください
こんばんは、Einthovenです。
さらに
外国債券クラス について考えていきましょう。
外国債です。最も世界で多く発行されている債券は
米国債 です。したがって、これを中心に話をせざるを得ません。
日本債券クラス のところでも触れましたが、やはり債券でリスクを取るべきではないでしょう。
つまり信用度の高い国債がメインになるわけです。
世界債券市場全体(2001年)をみると、その割合は米国32%、ドイツ13%、英国8%、フランス6%、日本4%、イタリア4%となっています。
格付けは日本・イタリア以外はAAA(医学用語とは違い、スリーAとは呼ばずトリプルA)と最高ランクであります。
日本とイタリアはAA-と数段信用度という意味で格下です。
債券投資とは金利の変動を考える投資でありますので、各国の金利と今後の動向を情報として得る必要が出てくるわけです。
現在であれば、米国はFRB(米連邦準備理事会)が利上げをどうするか、ということに注目するべきであるということです。
20年以上もの間、米長期金利は低下局面にあり年利5%でいいのであれば、現時点で米国債は『買い』と言えるでしょう。今後のインフレ率次第では金利上昇もあると思いますが。
では実際はというと、米国債の中にもいろいろな種類があります。
大きくは利付国債、ゼロクーポン債などの割引国債の2つです。簡単に言えば金利がついているものか、金利がついていない分価格が割安か、というだけのことです。
その中間的なものもあり、金利は低く設定されているが価格も程々に安くなっているというものもあります。
例えば金利低下局面にある国の債券は今後金利が低下していくわけですから、当初の債券金利はどんどん下がっていきます。
つまりこういった金利低下局面では債券金利の低いものを選ぶべきでしょう。究極的にはゼロクーポン(分配なし)といわれる金利ゼロで債券価格が安く設定されているものを選ぶのがいいでしょう。
さらに期間ですが、先にも忠信先生から
裏技的な提案 がありましたが、5年以上は保有して売却するという戦略はいいと思います。
税制上かなり有利になることが多いです。
金利というものは景気と連動していてマネーサプライを操作するためのものですから、一旦下がり始めるとなかなか上昇局面には変化しないことが多いように思います。
景気回復とともにゆっくり上昇局面に入っていくものです。したがって金利が下がり始めたら長期ゼロクーポン国債を買って、5年間以上保有し有利な条件であれば売却するということが有効になります。
逆に金利上昇局面では短期ものの高利付債を選ぶべきでしょう。
こういうときはMMFの方が無難だとは思いますが。
知っている人に簡単な話ですが、初めて聞く人には難しい内容かもしれません。さらに他国の債券についても同様に考えていいと思います。金利と信用度を中心に考えれば問題ありません。
今後も何回も出てくる話なので徐々に理解を深めていきましょう。
債券の基本を知るには以下に紹介する著書がいいでしょう。
高田純次...僕の憧れの人です。
嶋田です。
人生にはいろいろな局面がありますね。
現代社会ではつらいと思う局面の方も多くいることでしょう。
そういう時、テレビで彼を見ると無性にうらやましさを覚えるんですよ。
そういう人って結構いると勝手に思っているんですが、マイノリティでしょうか?
今回、僕が読んだ著書『適当論』に関してあまり内容はありません。
精神科医の和田氏との対談形式で1時間もあれば読める内容です。
しかも感想もありません。
しかし、読んでいる最中や読んだ後に、時々笑えます。
憧れの高田純次氏も時々悩み、つらい思いをすると書いてあり当然と思う反面、勝手にがっかりした部分もあります。
週120時間労働を達成した嶋田です。
あ~疲れた。
外貨預金と外貨MMFの税制についての補足です。
Einthoven先生は『利便性』という意味で外貨預金にもいいところはあると言っています。しかし、初期コストについては外貨MMFや外貨FXに勝てないでしょう。
税制面ではどうでしょう?
実のところ税制では外貨預金はなかなか健闘しています。
まず、利子に対しての課税は外貨預金、外貨MMFともに利子所得として分離課税(20%)がかかります。
さらに為替差益はどうでしょう。
外貨預金は雑所得として総合課税が、外貨MMFでは非課税となります。
一見、MMFの非課税に目が行きますが、外貨を外貨のまま使えば外貨預金にも為替差益自体が発生しないでしょう。非課税と同じというわけです。
少なくとも外貨MMFに負けていません。
ちなみに外貨FXについて言えば、利息に対しても為替差益に対しても雑所得として総合課税がかかります。
すべて総合課税とは、我々そこそこの高収入の者には厳しいと言わざるを得ません。
つまり初期コストだけをみて外貨FXがbestであるとはいえないわけです。
雑所得には年間20万円までの控除がありますが、例えば年利4%で1000万円を外貨FXで運用すると年間40万円の利息が出ます。そのうち控除分を抜いた20万円に総合課税がかかるわけですね。
例えば総合課税が40%の高額所得者は8万円の課税となり、外貨預金は40万円の利息に20%の分離課税がかかるので8万円と同額です。
どうでしょう。
これ以上の額や利率の運用あるいは為替差益があるようなら、どんどん外貨FXは不利になっていくわけですね。
こういう見方もあるということです。
うーん、そう考えると金利上昇局面にあるユーロなんかはMMFで、金利低下局面のUSドルは定期預金みたいな選択になるかな?
でもなあ、定期預金は最長1年(5年もある)だしなあ、やっぱ米ゼロクーポン債でいくべきかな?
では。
Einthovenです。
今回からは
外国債券クラス について考えていきましょう。
外国債券クラスには外貨普通預金、外貨定期預金、外貨MMF、外国債、外国債ファンドが含まれます。
最も一般的なものとしては
外貨預金 でしょう。
最近、各誌でこの外貨預金と
外貨MMF (money market fund)を比較しているのを良く目にします(
外貨FX ; 外国為替保証金取引もありますが今回は割愛)。
いずれもMMFの方に軍配があがっているようです。
その理由の多くは、円からUSドルやユーロ、豪ドルなどにするときにかかる手数料が外貨MMFのほうが安いからです。具体的には、多くの銀行では円から外貨に替えるとき(片道)に1通貨あたり1円程度のコスト[TTS(売値)-為替相場時価]がかかります。MMFではそれが50銭~20銭程度であるわけです。
したがって、円→外貨→円ということをすると外貨預金では1通貨あたり2円程度(各通貨・金融機関で異なる)のコストがかかるわけです。これは確かに非常に高い初期コストです。
飲めません。
しかし、私の見解は少し違っていて場合によっては外貨預金の方が優位であるように思います。
Risarisa先生も言っていましたが、考え方は『外貨は外貨のまま使う』ということです。
一旦、外貨にしたものをわざわざ円に戻さない、海外でそのままその国の通貨で使えばいいと私は考えます。
例えば
CITIBANK ならUSドル・キャッシュカードなるものがあり、ドル口座から引き落とされるキャッシュカードがあります。例えばハワイにはこのカードだけもって現地で自分のドル口座から引き出せばいいのです。
さらに私は現在の円/ドル水準はかなり円高(円の価値がドルに対して相対的に高い)と考えています。
つまり将来的に落ち着く相場はもっと円安(例えば1ドル140-150円あたり)かもしれないということです。ユーロに関しては今後もEUの利上げはありそうですし、当面ユーロ高は続くように思います。なかなか買えないですね。
円高のうちに外貨を買い貯めておいて、そのまま各国で使えばいいのです。
あるいは、いつかは国内でも外貨決済ができるようになるかもしれませんね。
実際、USドル以外でもGBポンド、ユーロのデビットカード(クレジット機能付きキャッシュカードみたいなもの)を発行してくれる海外の銀行は多くあります。
海外口座の詳しいことは
AIC でよく説明されています。
さらに上級になるとやはり外貨MMFと外貨預金の使い分けが出てくるのですが、ここで言いたいのは一般的に考えられているよりは外貨預金はメリットがあるということです。
上級編は今後のお話とします。
Risarisaです
。今日から遅めの夏休みです。
明日からパリに行ってきま~す。
でもかなり、ユーロ高!ですよね。
そこで、今日はわたしの外貨の使い方に関してお話しようと思います。
わたしは海外旅行がすごく好きで、3日でも休みが取れたら海外に行くんです。
行き先はアメリカ(ハワイ・NYが中心)、ヨーロッパ(パリ・ミラノ・ロンドンが中心)、アジア(香港・韓国・上海・バリが中心)など様々です。
昔はすべてクレジットカードで円決済していたのですが、忠信先生に触発されて海外口座(生意気にももってるんです)をつくりました。
どういうことかというと、比較的円高のうちにユーロや米ドル、ポンドや香港ドルなどを買っておいて、銀行が発行してくれるデビットカードで行った国の各通貨で決済するんです。
これってすごいと思いません?
今、ユーロってすごく高いじゃないですかぁ。
でもわたしが持っているユーロは平均1ユーロ=128円です。今は149円です。意外と自分でもなかなかのものと思ってます。
自分で考えたわけじゃないけど...
ちょっとした外貨の使い方でした。
Einthovenです。
本日は外国株式クラスについてです。
外国市場といっても先進国では米国、英国、ドイツ、フランスなど、新興国では中国、ブラジル、ロシア、インドなどさまざまです。
どの国のどの企業にどういう形で投資するか判断するのは非常に難しく、素人では情報も制限されますので外国個別銘柄に投資して長期的に成果を上げていくのは、国内企業以上に大変だと思います。
しかも売買手数料はネット証券でもまだまだ割高です。
したがってやはり、ここでも主力商品は投資信託での運用となるでしょう。
日本株式クラス のところでもお話しましたが、外国株式ファンドも大きくはアクティブファンドとパッシブファンドからなっており、同様の理由から私は後者を選ぶ方が無難でかつ有効だと考えます。
では実際のインデックスはというと、いろいろあるわけですが米国ではNYダウ平均、NASDAQ平均、S&P500(スタンダード&プアーズ500)などがあります。細かい話は今後個別にすることとし、米国市場全体を買うのであればMSCI(Morgan Stanley Capital international) US Broad Market indexなどは有効だと思います。
このインデックスには米国主要市場となるニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、NASDAQ店頭市場から3997銘柄が組み入れられており、かなり分散が効いていると思います。
他にもベンチマークとしてDow Jones Wilshire 5000 indexなどもあります。
つまり、S&P500などは組み入れ銘柄500であり、日本株式クラスでお話したTOPIX(組み入れ銘柄1700)と日経225(組み入れ銘柄225)のような関係であることが分かります。
市場全体に分散投資するのであれば、組み入れ銘柄数がより多いものを選択すべきでしょう。
外国株式ファンドを購入するときは何をベンチマークにしているかを目論見書でチェックしましょう。
個別の商品について今回は割愛します。今は一般的な話に留めておきましょう。今後検討していくことにします。
では欧州はどうか?
欧州にもたくさんのインデックスがあります。例えばMSCI Europe indexなどがあります。
これには欧州先進国16カ国、608銘柄が組み入れられていて、ベンチマークとして広く使用されています。
同様に新興市場全体を考えると、MSCI Emerging indexというものがあり、主に韓国、台湾、ブラジル、南アフリカ、中国、ロシアの751銘柄に分散されたインデックスです。
こういったインデックスをベンチマークにした投資信託を購入することにより世界市場全体に広く分散投資することができるというわけです。
やはり米国のデータになりますが、1970-2002年までの32年間で最もリターンとリスクのバランスの良かった組み合わせは、「米国株76%+他の先進国株24%」であったそうです。『米国でも海外投資はしなければそれ自体がリスクになる』わけで、まして日本では当たり前のように海外分散投資しなければ、長期的にはリスクを被ることなるになるわけです。
ちなみに外国ETFは日本ETF同様にあるのですが、コストが高く現段階では実際的ではありません。
Monex証券; 米国株式クラスのメインファンドになるバンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンドが買える。ヨーロッパや新興市場にも分散投資できるトヨタアセット・バンガード・海外株式ファンドも魅力。セミナーも積極的。
当直明けで朦朧としている嶋田です。
Risarisaへ
それについてはいつか話したと思うんだけど...
まあいいや、しかもついでにBLOGにのせてみます。
その通り、僕もEinthoven先生も株価が下がることと円高になることをこよなく愛する人種です。
買ったものの値段が上がっていくのは一見うれしい感じなんだけど、『ただそれだけ』なんだよ。
見ているところが違うわけ。
20-30年後を見ているから、Risarisaの言うとおり僕たち、収入のある年齢層は市場に対して「常に買い手」なんだ。
ただ僕の場合は個別銘柄の売買もやってるから、もう『買い』でない企業の株は売ることはある。
あとは貯まった
インデックスファンドをETFに切り替える ときくらいかな。売るのは。
それ以外は基本的に『買ったら売らない』という投資スタイルなんだ。
常に買い手であることは投資を行う上で、とても精神衛生上有利なんだよ。
だって株が下がって皆が落ち込んでいるときに、笑って買っているんだから。しかも買ったらそのまま放置できる。
まさに忙しい医者・小金持ちにはぴったりの投資法だと思わない?
Risarisa、これ言ったよね? ほらっ、六本木のバールで。
他愛もない会話をのせてしまいました、悪しからず...
Risarisaで~す。
前から思ってたんですけど、Einthoven先生も忠信先生も今みたいに株価が上がっているときは何かつまらなそうなんですよね。
これって普通の投資家って人と何か違っていると思うんですよぉ
。
普通は株って上がるとうれしいものですよね。
わたしが思うには、2人とも常に買うことしか考えていないように思うわけです。
株価が下がると喜んでるって、何か投資家らしくないと思いませんか?
素人なので良く分かりませんが、いつか教えてくださいね
。
Einthovenです。
日本債券クラスにはまだ
円定期預金 や
円MMF があります。
では円定期預金はどうでしょう。
流動的資産クラスのところでお話しましたが銀行の金利は長期金利が反映されるのが遅いので、今のような金利上昇局面で固定金利は組まない方がいいように思います。
また、各銀行が行っているキャンペーンについてもいいものと悪いものがあります。これらも今後分析していきましょう。
円MMFは基本的に
円MRF と似ています。
詳しくは三菱東京UFJ銀行のS-MMF(super-money management fund)にアクセスしてみてください。
流動的資産クラスに入れて、MRFと同様に扱っていいと思います。
三菱東京UFJ銀行のS-MMF 追記(2006.10.25); ただし、MMFは30日未満のご換金については、1万口につき10円の信託財産留保額が差し引かれます。
さらにMMFの方が若干金利は良いですが、信託報酬は高めです。
比較してみてください。>>
野村MRF vs
野村MMF
どうも、年のせいか最近コンパに行っても以前のようにモテナイ嶋田です。
債券のところで補足をしておくと債券にも当然価格があり、一般的に金利が上昇すれば以前の低金利で設定された債券は価格が下がります。
金利低下局面では逆に債券価格は上昇していきます。
現在の状況でいえば、おそらく日本国債は今後価格が下がり、米国債は今後価格が上がるというものです。
満期(
償還日 )まで保持し額面100(
パー )で利益を得てもいいのですが、債券も株式同様、売却することができます。
金利低下局面では売却した方が有利になることもあるのです。
利付債 と
割引債 で税制が違いますが...
いずれにしても償還日まで保持すると課税は利益分に
雑所得 として
総合課税 がかかります。
総合課税(最高50%)が高い方は、売却して非課税(利付債)、
譲渡所得 (割引債)として
分離課税 (20%)にした方が得のことも多くあるでしょう。
それは譲渡所得には年間最大50万円までの
控除 があるからです。しかも5年以上保有したものを売却したなら、50万円以上の利益分に対しても半分の課税しかかりません。
さらに利付債券であれば表面利率(
クーポン )の分配前が債券価格は最も高く、分配後はその逆です。
つまり、例えば5年以上の割引債を購入した場合、5年以上保有しているうちに金利が低下したら売却して利益は譲渡所得とする。そしてその利益は50万円以内に抑える。
そうすれば課税がかからないという裏技的なこともできます。
これは現在であれば米国債で有効だと思うますので、Einthoven先生が話してくれるでしょう。
つまらない補足でした。
Einthovenです。
今回は日本債券クラスについて考えていきましょう。
債券とは借金の借用書のことで、どこの借用書かということです。
種類は国債、地方債、社債などいろいろあります。
何が違うのでしょうか。
信用リスクと利回りです。
一般的には国>地方>会社の順で信用度は落ちていきます。
その分、利回りが高く設定されているものが多いようですね。
私自身は債券クラスでリスクをとることにはあまり意味がないように思います。リスクをとってもとらなくても利回りがあまり良くないからです。
国債などになればかなり信用度は高いですが、日本国債は米国の格付け機関からは他の先進国に比べ低く評価されています。
しかも現在は長期国債でも利回りは2%にもなりません。
日本国民なので国の借金を積極的に肩代わりしたいならともかく、現時点では魅力的な商品ではないでしょう。
国債には固定利付国債と変動利付国債があり、そのままですが利回りが固定しているか、ある期間ごとに変動していくかの差です。
例えば、現在のような金利上昇局面では当然、変動利付タイプがいいはずです。
また、債券で抑えておかなければならないのは、現金などと同じようにインフレを回避 (ヘッジ) する商品ではないということです。
インフレ時には一般的に金利も上がりますが、タイムラグはあります。損失を被るでしょう。特に固定利付ものであれば被害は甚大です。
最近になって物価連動型国債なるものが出てきました。海外では以前からありましたが、日本でもようやく出ました。
とは言っても個人投資家は買うことができず、当面は物価連動型国債ファンドでの取り扱いとなります。
これは一定の固定金利に物価変動による値上がり(キャピタルゲイン)が加わる商品で、実のところインフレヘッジ商品としてはなかなかのものだと思います。
具体的には今後さらに理解を深めていきましょう。
ちょっと否定的な話が多くなりましたが、国債であれば信用リスクは低く、一部の資産を国債として保有する選択は十分あり!です。
しかし、あまり債券に過度に期待するとインフレ時には甚大な被害が出ますし、十分なリターンも得られませんのであくまで資産の一部という形で運用するのがいいでしょう。
もし買うにしても現在は変動利付ものを選ぶべきです。
資産におけるその比率なども今後考えましょう。
どうも、テキーラでアルコール性肝炎になりかけている嶋田です。
先日、Einthoven先生のほうから
ETFの話 がありましたが補足しておきます。
ETFを買う際によくインデックスファンドから乗り換える、つまり投信で積み立てておいてある程度貯まったら、投信を売ってETFを買う戦略をとられることがあります。
しかしこれは税制面で注意を要します。
投信の売却益には課税がかかります。
現在は10%ですが将来的(平成20年)には20%になります。
つまり値上がり分(キャピタルゲイン)には課税されるのです。
売却の度に課税されていたら、長期的には大きなロスとなります。
そこで投信が貯まって売るときは、値下がった(キャピタルロス)ときにすれば非課税でETFに移行できるのです。
まあ、株価が長期上昇局面ならなかなか買えずフラストレーションが溜まることとインデックスファンドの相対的に高い(一般的には低いがETFよりも)信託報酬を払うことになります。
またETFを買う際は100万円以上でないと、販売手数料(株式売買手数料)が割高になりますのでご注意を!!
つまり、証券会社で株式売買手数料が違いますので、ご自身が利用している証券会社の手数料がETF購入額の何%になるか算数をする必要があり、できるだけ初期コスト低くする必要があります。
とはいっても毎年徴収される信託報酬が高いほうが被害は大きいですが...
では。
こんばんはEinthovenです。
日本株式クラスの続きです。
日本の株式市場はいろいろあります。最も大きい東京証券取引所、大阪、名古屋、他にもJASDAQ、ヘラクレスなどもあります。
しかしメジャーなインデックスといえばTOPIX(東証株価指数)、日経平均株価指数、日経225など東証を中心としたものになります。
さらに日本でインデックスファンドとなると、TOPIX連動型か日経225連動型かということになります。
さて、どちらを買えばいいのでしょうか?
ヒントは分散投資です。
日経225連動とは東証1部上場企業のうち、規模が大きく比較的流動性の高い225の銘柄を組み入れ、その平均を指標(ベンチマーク)としたものです。
代わってTOPIX連動とは東証1部上場の全銘柄(約1700銘柄)の平均をベンチマークとしています。
つまり、市場自体に投資したい方は自ずとTOPIX連動型を選ぶことになります。
組み入れ銘柄数が多いということは分散が効いているということにもなり、リスク軽減に働きます。
あとはTOPIX連動型インデックスファンドで実際の商品を検討すればいいのです。
言ってみれば、TOPIX連動とか日経225連動とかは薬剤でいう一般名であり、日興TOPIX連動型インデックスファンドとか三菱UFJインデックスファンド225とかは商品名に相当するわけです。
商品を選ぶ基準はコストです。
販売手数料、信託報酬、解約留保金がどうなっているかはそれぞれの商品で違いますし、扱っている証券会社ごとに違います。
比較が必要となってくるわけです。具体的な比較は近いうちにやりましょう。
もうひとつ、日本株式クラスに入っているものがあります。ETFとよばれるものです。
ETFは
株価指数連動型上場投資信託 といって一応、投資信託なのですが実際はインデックスに連動する株式といった、投資信託と株式の両方の側面があります。
これにもいろいろな商品がありますが、やはり選択はTOPIX連動型になるでしょう。同じ理由です。
インデックスファンドも他のアクティブファンドに比べると非常にコストを抑えた商品なのですが、ETFはさらにローコストです。
信託報酬は0.1~0.2%前後です。
ただし、最低売買金額が比較的高く毎月3万円ずつ買うなどということはできません。現在であればTOPIX連動型ETFは最低でも16万円程度からになります。
しかし、長期で考えればすこしでもコストを抑えた商品を選ぶべきであり、資金をプールしてETFを買うということは非常に有効だと思います。
実際の購入方法にもドルコスト平均法、プール資金投資法などいろいろあり、それについても今後触れていこうと思います。
Etrade証券; 株式売買手数料は業界最大手でありながら最安値。ノーロード投資信託も数多く揃えている。日本株式クラスはETFで決まりか。
情報量が膨大となり、ともするとその情報に振り回されてしまう現代社会。
Rene Descartes(ルネ・デカルト)はその著書『方法序説』の中で方法的懐疑から真理探究の第1原理を『
我思う、ゆえに我あり 』という形で言っている。
現代において自分に必要な情報を取捨選択していくことは非常に難しい。
しかし、鼻から疑ってかかる懐疑論者たちは、時として『機会損失』を被ることになる。
難しいが自分で情報を十分吟味し、自己責任で機会損失を避けることも必要だろう。
忠信先生はこういうことが言いたいのだろうと勝手に推測させていただきました。
どうも、ゴルフでなかなか90を切れない嶋田です。
Einthoven先生が他のブログで同じような書き込みをしたら、『儲ける方法を教えるわけがない、そんなのは怪しい』呼ばわれされたようです。
医師専用のブログだったので医師による書き込みだとは思いますが、内容を見ればEinthoven先生が利益を得ようとして書いている内容でないことは分かるでしょうに...
(それはポール・サミュエルソンの言葉を引用して非難していたようですが、大体、Einthoven先生が薦める投資法は、そのサミュエルソンなどによって明らかにされた効率的市場仮説を背景に支持されているインデックス投資だというのに、全く無知とは恐ろしく皮肉的なところがあって笑えました)
医師というのはなかなか...少し悲しく思います。
学会においてもそうです。
頭から否定的な見解を持っている人が多い。
批判的吟味は文献を読む上では非常に価値のあることですが、社交の場でそれだけをやるというのはいかがなものでしょう。
僕はアメリカやヨーロッパの学会にも良く演題を出して行っていますが、国内学会とは雰囲気からして全く違いますね。
何というかFriendlyというか建設的といった感じですかね。
あってもdiscussionという形になりますよね。なぜか日本では誹謗中傷に近い。
寂しい限りです。
こんばんは、Einthovenです。
日本株式クラスには日本個別株式、日本株ファンド、ETF(株価指数連動型上場投資信託)などが含まれます。
既に個別銘柄の売買を行っている方はPERやPBRやテクニカル分析(知らない方は気にしなくていいものです)などを使って銘柄選別を行っているのでしょう。
しかし、それは上級編であり本当に時間がない医師には継続的に利益を生み出すことは不可能に近いと思います。今回は触れません。
いずれ余裕が出たらこれらのマニアックな解析なども考えましょう。
やはりこのクラスでメインになるのは投資信託です。
これには大きく分けると2種類あります。アクティブファンドとパッシブファンドです。
アクティブファンドは市場平均を積極的に上回ろうと各ファンドマネージャーが必死になって運用成績を上げるために色々やってくれているものです。
シーゲル氏の示す1926-2001年までの日本株の利回りは2.93%です。しかしこれは戦後に株価が10分の1まで低下したにも関わらずの数値です。
他の先進諸国は軒並み年率6%以上の数値を出しています。これ以上の利回りが必要な方はアクティブファンドを選択するか、先の個別銘柄を選択することになります。
私を含めて普通の『小金持ち』から脱し『中金持ち』を目指す方は後者のパッシブファンドで十分でしょう。
これは各インデックスに合うような銘柄組み入れを行い、その後ファンドマネージャーから見放されるファンドです。
しかし見放される分、販売手数料、信託報酬や解約留保金といった手数料が安くなっています。
長期投資では早いうちの確実な手数料(コスト)は、後半で大きくひびいてきます。
例えば信託報酬が1%違うだけで30年後は30%ではなく、[(1.01の30乗)x100-100]%です。これは34.5%です!!
驚異的な率ですね。さらに運用後半期は資産総額も多くなりますので被害は甚大です。
1億円の1%は100万なのです。
毎年この差はまずいですよね。しかも多くのアクティブファンドは2-3%の販売手数料を初回購入時に1-2%の信託報酬を毎年要求します。
逆にパッシブファンド(=インデックスファンド)は多くは販売手数料無料(ノーロード)で信託報酬も0.6%前後です。
このコストを埋めるだけの能力をアクティブファンドマネージャーは求められています。しかし、当然多くの場合はこの溝を埋められず終わります。
そして損をするのは個人投資家なのです。
次回も日本株式クラスについて学びましょう。
Manex証券; 米国株式クラスのメインファンドになるバンガード・トータル・ストック・マーケット・インデックス・ファンドが買える。ヨーロッパや新興市場にも分散投資できるトヨタアセット・バンガード・海外株式ファンドも魅力。セミナーも積極的。
はじめまして、Risarisaです
。
もうこんなに書き込んである!
Einthoven先生は熱心ですね。お疲れ様です。
ちょっと研究室でラット全滅事件が発生してしまって、あと、プライベートでも色々と・・・。
書き込めなかった言い訳です。。。
わたしは忠信先生の4年下で現在、Einthoven先生と同じ病院に勤務しています。専門は違いますけど。
『医師のための資産運用』というブログでわたしのような素人が書き込みをしていいものか分かりませんが、素人の視点で書き込もうと思います。
あとちょっと路線をはずした話もしてもいいのかな?と思っています。
株とか投資とかははっきり言って興味がありませんでした。忠信先生と話しているうちに今後は必要になってくるもののように思えてきて、ちょっとだけ勉強しています。
やっぱり、わたしはいろいろ気にしなくていい、ファンドがいいですね。
あとは実用的なところで伊○丹の株式を持っています。10%割引の株主優待があるんです。といってもわたしの場合は、買い物をアイカードでしているのですでに10%割引なんですが。。。
株ってそういう使い方もあるんですね。最初は感動しました。
PUCCIの服って結構高いので10%って大きいと思います。
今日は休みなので美容室に行って、SPAに行って、彼氏と会う予定です。ではでは
。
こんばんは、Einthovenです。
アセット・アロケーションのうちの流動的資産について考えましょう。
流動的資産クラスは簡単に言えば、すぐ使えるMoneyのことです。
現金が必要なときには銀行でおろしますよね。いつ何時現金の必要性に駆られるか分かりません。
こういったMoneyは最低限レベルで確保し、投資として市場に晒してはいけません。
その金額は個人差があるでしょうが、多くの方は300-500万円くらいあればとりあえず大丈夫でしょう。
ではただ単に銀行の普通預金に入れておけばいいのでしょうか?
答えはNOです。
流動的資産クラスには円普通預金・現金のほか、MRF(money reserve fund)というのがあります。
これは証券会社に入金すると勝手にこのMRFに加入することになるアレです。
ファンドというからには一応、投資信託なわけで多くは信用度が高く、残存期間の短い内外の公社債およびコマーシャル・ペーパーに投資しているわけです。決算は毎日行われ、いつでも解約して現金化することができます。
投資信託ですが非常に流動性が高く、現金化しやすいので流動性資産クラスに入るわけです。では現金や銀行の円普通預金とどう違うのでしょうか?
まず、現金は金利がつきません。デフレでない限り購買力は日々減っていきます。しかし、信用度という意味では最も高くなります。銀行に預けていてその銀行が破綻すれば1000万円以上の部分は返ってきません(ペイオフ)。
ちなみに投資信託であるMRFはその証券会社が倒産しても元本は保証されています。しかしMRFは投資先の破綻の際は損失が出る可能性を少ないですがはらんでいます。
その点は知っておく必要があるでしょう。一応、投資信託ですから。
私はその時必要な現金、または銀行の最低預け入れ金額(それ以上預けていないと口座維持手数料が発生する)、それと受けたいサービスに必要な残高(ATM利用無料や
CITIBANK のCITIGOLDなど)以外はMRFとするのが有効だと思います。
ちなみにCITIBAMKにはいろいろ活用法があるので後日紹介しますね。
最近、ゼロ金利解除されましたが銀行はまだまだ目に見える金利ではありません。
これは銀行の金利は日銀の公定歩合の反映するのが遅いからです。それに比べるとMRFの方は感度がよく多少金利が高いです。
今後、徐々に金利上昇局面に入るでしょうが、MRFのほうが早くその恩恵にあずかれるわけです。
ただ、リスクに関してはそれぞれ少ないですがあるということをお忘れなく!
今後、具体的な銀行選び、
証券会社 選びも考えましょう。
では。
おはようございます。
Einthovenです。
今日は資産配分について考えてみましょう。
資産配分といっても何か良く分からない方もおられると思います。
まず資産の分類を知らなければなりません。
以下に列挙します。
①流動的資産クラス ;普通円預金、MRF、現金
②日本株式クラス ;日本個別株式、日本株ファンド、ETF(株価指数連動型上場投資信託)
③日本債券クラス ;個人向け国債、地方債、社債、円MMF、円定期預金
④外国株式クラス ;外国個別株式、外国株ファンド、外国ETF
⑤外国債券クラス ;外国債、外貨普通預金、外貨定期預金、外貨MMF、外国債ファンド
⑥その他 ;不動産、REIT(不動産投資信託)、金などの商品、商品ファンドなど
と、いろいろありそれぞれ分類できます。実際はもっとありますが、とりあえず最小限にしましょう。
これらの資産クラスの配分を「アセット・アロケーション」というわけです。
これらはそれぞれリスクとリターンが違いますし、金利や景気などに受ける影響も違います。その配分を自分にあった形で行うことが資産運用成功の8~9割を決定するといわれています。
その設定は御自身のニーズから自ずと決まるものです。将来を考え、すこし算数をするだけです。例えば御自身が60歳までにいくらの資産をつくりたいか、いつまで働くのか、妻子はいるのか、家を買うのか、など千差万別で皆さん自身がcase studyしなければなりません。
つまり、いつまでにいくら必要であるか、収入と支出から投資にあてられる資金はいくらなのか、これだけです。
あとは①-⑥の資産クラスのリスクとリターンを考え、算数をするだけです。
細かいことは資産クラス毎に考えていきましょう。
これだけは肝に銘じて欲しいのですが、今の1万円と将来(数年後)の1万円は価値が違うということです。
1万円の購買力というのは物価上昇とともに下がっていきます。一般的に今日の1万円は明日の1万円より価値が低いのです。な
ぜなら物価は日々上昇するからです。最近までのデフレ(物価が下がること)は例外です。
既に始まっていますが新興国の台頭はすさまじく、それらの国民が豊かになり購買力が上がるとどんどん物を消費します。わが日本は資源国ではないので輸入しなければならず、物価上昇は避けられないでしょう。
しかもsevereであると思います。
物価上昇(インフレ)率を上回るリターンをまずは確保しなければ、資産は日々減少するということになります。
資産運用は「資産を減らさないという側面」と「資産を増やすという側面」があるのです。
日本人とくに若年~中年層はインフレをもっとsevereにとらえるべきでしょう。
中途半端にMoneyを持つ(医者はさらに時間がない)と、そういう感覚を持つ頭がフリーズします。
当直明けもそうですが…。
本当は右に紹介する原著を読んでいただくのがbestと思いますが、本当に医者は時間がないので最短コースで一緒に勉強しましょう。
では失礼します。
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