おは、嶋田です。ずいぶん寒くなってきましたのでインフルエンザ予防接種を受けてみた。毎年のように打ってもインフルエンザにはかかるんです。そこでより強い効果を求めて、実験的に頚部への注射を試みましたが思いとどまりました。
さて、楽天証券での取扱い通貨が増えるようで以下のブログでも話題になっています。
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)
「
楽天証券、外貨決済サービスを拡充。ユーロMMF、豪ドルMMF、カナダドルMMFなど 」
NightWalker's Investment Blog
「
楽天証券 外貨6通貨と外貨建てMMF4種類の追加 」
ホンネの資産運用セミナー
「
楽天証券が外貨決済サービスを拡充 」
はい、前回の続きでジャミックジャーナル記載の「転職スタイル発見テスト」は以下の通り。
①半年以内に2回以上転職を考えた Yes②へ No③へ
②勤務条件をUPしたい Y④へ N⑤へ
③もっとスキルを積みたい Y⑥へ N④へ
④匿名で転職活動をしたい Y⑨へ N⑩へ
⑤追求したい理想の医療がある Y⑦へ N⑧へ
⑥体力と根性でどこでもやっていける自信がある Y⑪へ N⑫へ
⑦給与等の条件を自分に代わって交渉してほしい Yは
Aタイプ N⑬へ
⑧頭の中にゆずれない条件がある Y⑦へ N⑬へ
⑨時間がないので転職支援のサポートが欲しい Y⑤へ N⑭へ
⑩ゆっくり勤務したい Y⑮へ N⑥へ
⑪生涯、職にあぶれないことが何よりも大事だ Yは
Dタイプ Nは
Bタイプ ⑫自分のよく知っているところで勤務したい Y⑯へ N⑪へ
⑬転職先をじっくり比較検討したい Yは
Bタイプ N⑯へ
⑭家庭の事情があって転職がつらい Y⑬へ N⑮へ
⑮ある程度給料は安くてもしかたないと思う Y⑫へ N⑬へ
⑯「うちの病院に来ないか?」といってくれる知人が多い Yは
Cタイプ N⑪へ
各タイプの結果は・・・
Aタイプ エージェントタイプ 先生のご希望に沿った施設をエージェントがリサーチしてくれます。待遇条件など個人では交渉しにくいことも肩代わりします。時間のない方には有効です。
こちらを選んだ方はジャミックジャーナルを見たと言って
リクルートドクターズキャリア に登録ください。あるいはおすすめの
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Bタイプ 求人情報タイプ 全国の医療施設から多数の求人を探せます。業務内容や待遇、勤務時間など、同様の項目を比較検討したい方に向いています。
そうですねぇ、自分で全部やって給与UPにつなげたいという方には
こちら や
こちら のサイトから直接担当者へ連絡してみてください。
Cタイプ 人づてタイプ 知人から招かれて転職する場合、人脈に比例して候補数は限られますが、施設の印象など深い情報が得られます。
Dタイプ 医局派遣タイプ 自ら勤務先を選べませんが、医局にいる限り職場がなくなることはありません。スキルを積みたい場合にも有効です。
以上です。では。
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嶋田です、友人などと相談し「オバマ氏はイケメン」ということになりました。報告です。
転職ブーム真っ只中の医療界?ですが、今月のJAMIC JOURNALに「求人広告 応募時のノウハウ」なんてのがありました。転職斡旋を頼むなら
ここ がいいでしょう。何だか皆さん殺到しています。
この雛形は決して「使える」ものではありませんが以下に引用しておきます。
件名: ジャミックジャーナル◆月号求人情報について
◇◇病院 △△様
医師の〇〇と申します。
現在、都内病院の消化器内科に勤務しております。
貴院の求人を拝見し、より一層のスキルアップが見込めると思い興味をもちました。
いくつかの質問事項があるのですが、
お時間のあるときにご返信いただければ幸いです。
1)研究日の曜日は希望を聞いていただけるのでしょうか。
2)消化器内科には、現在常勤医が何名いらっしゃるのでしょうか。
3)皆様の勤務期間はどのくらいでしょうか。
以上、3点です。
よろしくお願いいたします。
〇〇〇〇
(引用終わり)
随分、質問の少ない方のようです。直接の金額交渉の際には自分を高く見せられるかもしれない資格や経験、技術などチラつかせましょう。さらに次回は同雑誌より「転職スタイル発見テスト」を紹介しようと思います。では。
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嶋田です。円高株安に乗じてキャッシュポジション率を高めようと、アルバイトを探してみました。
僕が最も多く利用してるエージェント会社は
【民間医局】 でヤクザな業界とも思っている中では非常にマトモな会社です。ここでもスポット案件を中心に案件数減少が目立つように思います。
理由はわかりません。ひとつには医療機関側のニーズが減少した可能性があります。つまり常勤あるいは定期非常勤を十分確保してきたのかもしれません。あるいは規模縮小などによるのかもしれません。今後の不況下でも比較的ディフェンシブに働くこの業界でも、受診率低下はある程度予測されるでしょう。そのあたりを計算しているのか、いないのか。事務長の財布の紐は急速にきつくなってきている印象です、あくまで印象です。
もうひとつは需要の問題でフリーランス医師などの非常勤医師の総数の把握は難しいでしょうが、これらの医師の増加で単純に争奪されているだけなのかもしれません。募集の単価もかなり減額されているように思います。そんな額でもニーズがあれば成り立ってしまいます、市場原理です。いわゆるダンピングを容認する医師が多くいるのだろうと思います。あまりいい傾向ではありませんね。
これからはアルバイトの年末年始商戦が始まります。あるいはもう既に始まっており、条件の良いところから充足してきていることでしょう。このあたりは非常に速いスピードでダイナミックに変化していて、興味深いものでもあります。
僕自身は結局、知り合いを通じ少しキャッシュを得ることにしました。では。
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【お知らせ】 ブログ移転中です。AMDの方が速いのでお勧めします。 >> AMD へへへっ、また、ちっと稼がしてもらいました。
どうも嶋田です。前回記事の続きになります。
「
フリーエージェント社会の到来―「雇われない生き方」は何を変えるか 」という著書はなかなか面白いです。以前、僕が記事にした「フリーランス医師の勤務先ポートフォリオ」と同じようなことが、第5章「仕事のポートフォリオと分散投資」でしっかり書かれています。以下に本文中から抜粋します。
関連記事:
フリーランス医師の勤務先ポートフォリオ(1) 2008/3/21記事
フリーランス医師の勤務先ポートフォリオ(2) (2008/3/21記事)
従来型の労使関係では、組織が個人に保障を与え、その代わりに個人は組織に忠誠を誓った。しかし誰もが知っているように、この関係は崩れ去った。転職や技術革新、企業の盛衰の速度が加速したことを受けて、フリーエージェントたちはリスクの増大に対する防衛策を取りはじめた。投資先を分散させて資産を守るのと同じように、仕事を分散させることによって安全の保障を得ようとしはじめたのでだ。具体的には、自分の人的な資源をひとつの会社にすべて注ぎ込むのではなく、複数の顧客やプロジェクトに投資する。(後略)
(引用終わり)
医師の場合は一般職業とは少し様相が異なりますが、概ね当てはまる部分もあるでしょう。以前の記事でも書きましたが、フリーランス医師の場合、「分散こそが王道」ということでした。これはリスクを最小化するとともにリターンを最大化するということが同時に可能と思われたからです。
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こんばんは、嶋田です。
株は持っていませんが、よく見てポイントゲットさせていただいているm3.comで5回にわたり「
私が勤務医を辞めたわけ 」なんて座談会をやっていましたので紹介します。以下に一部ですが抜粋します。
A先生:心臓血管外科
1989年卒。長年、心臓血管外科医として勤務。2007年春、退職。内科外来や健診の仕事をしながら、開業を視野に入れ、勉強中。
B先生:1995年卒。麻酔科医。約3年前に独立し、現在は複数の麻酔科医でグループを組み、複数の病院と契約する形で麻酔の仕事に従事。
C先生:消化器内科
1996年卒。消化器内科医。2007年春、退職。内視鏡検査や消化器内科の外来などを複数の病院で担当。
第5回の
フリー医師の「不安定さ」と「身軽さ」 より引用
―最後に先生方、言い残したことなどがあればお願いします。
C先生 先ほど、B先生が今の仕事が、今後の行政の動きなどに左右されるかもしれないとおっしゃいましたが、その辺りの不安、「保険」はどうお考えですか。
B先生 確かにフリーのデメリットというか、不安は、将来の見通しが立ちにくい点です。今は複数の病院を契約していますが、最終的に一番いいと思える病院を幾つかホームグラウンドとして契約するのではと、ぼんやりとですが、考えています。
C先生 僕は全く先が見えていません。というか、見なくていいかなと。勤務先の自治体病院で、ある診療科の先生が辞めたので、2年契約で年収2000万円で医師を新規採用したのです。本当にやる気のある優秀な先生ではあったのですが、僕たちもいったん辞めて、2000万円で雇ってもらおうと、冗談で院長に話したところ、院長が「僕の給与は、彼より低い」と。2000万円という年収はそれなりの額ですが、そんなに夢のある話ではありません。「ここにいればいいことがある」と考えるより、「今がいい」と思って生きる方がよほどいいかと。
B先生 それは仕方ないですね。今の医療の状況は10年前、20年前に予想できなかったわけです。確かに医療界がこの先、どうなるかは分からない。でも今のわれわれは、それを楽しめる立場にあるかもしれません。「不安定」な身分であることが、逆に「安定」であると言えます。身軽なので、いろんな選択が可能だからです。
―従来は医師のキャリアはどちらかと言えば、一直線でした。それは「安定」だったのかもしれませんが、かえって今は医師を追い詰めることになってはいないかと。フリーになることをお勧めするわけではありませんが、先生方のように「多様な選択肢がある」と考えることも必要かと。
C先生 手本になるフリーの医師がこれまでいませんでした。フリーの医師は、どちらかと言えば、「使えない医師」というイメージがあった。しかし、最近はそうではなく、「できる医師」がフリーになるケースが増えてきました。病院の待遇、それは給与だけではなくトータルな面ですが、優秀な医師ほど「こんなにがんばっているのに、そうでない医師と同じ待遇なんておかしい」と、納得できなくなるからです。インターネットや医師の紹介業の増加もあって、いろんな情報がすぐに伝わるようになってきましたことも大きいですね。
B先生 確かにそうですね。医局に頼らず、勤務先を選べるようになったのは大きく、医師の流動化は進むのではないでしょうか。それはいいことだと思います。
A先生 当面しばらくはフリーになる医師が増えるのではないでしょうか。最近は30代前半でも、バイト生活をしている医師が結構いると聞きます。さすがにそれは問題だと思いますが、でも今の状況が続くとそういう人がどんどん増えて、医学部の定員を増やしたところで、みんなどこかへ消えていくでしょうね。
C先生 確かにフリーとして働く手本があると、それに続く人がいる。ただ、その中には安易にフリーになってしまう方もいることは否めませんが。
―フリーの医師が増えると、様々な問題が出てきます。医療を再構築しないと、医療が成り立たなくなる懸念もあります。
C先生 一番問題なのは、指導に当たる中堅層が手薄になる点ではないでしょうか。指導医がいないと、持続可能な組織でなくなってしまうからです。これは病院レベルにも、医療界全体にも言えることです。 その意味では、B先生は教育も担当しているとのことで、すごいなと。僕も研修医の教育をやっていましたが、教育は一番手間がかかるわけです。自分でやった方が楽ですし。それでも自分が教えてもらった経験があるので、それを返す意味で後輩を教育するわけです。でも、フリーになれば、基本的には教育から離れるわけですから。
自分が医療を受ける側になったときのことを考えると、医療を持続可能な形にしておかないと、すごく不安です。しかし、今、中堅医師がボロボロと歯が抜けるように、病院を辞めていると聞きます。
(引用終わり)
座談会での各先生は卒後10年~20年といわゆる中堅どころの先生方で、記事の内容から非常にマジメな先生方のように思います。楽したい一心でフリーランス化した最近多いタイプではないようですね。
>>手本になるフリーの医師がこれまでいませんでした。フリーの医師は、どちらかと言えば、「使えない医師」というイメージがあった。しかし、最近はそうではなく、「できる医師」がフリーになるケースが増えてきました。
そうですね、これは単にフリーランス化する医師の裾野が広がったというだけだともとれますが、本来は他業種と同様、いわゆる「できる医師」のみが踏み込むべきものであり、どんな医師でもフリー化すると現状より良くなるというのは異常です。修正を余儀なくされるでしょう。
>>「不安定」な身分であることが、逆に「安定」であると言えます。身軽なので、いろんな選択が可能だからです。
これは嫌いなフレーズではありません。「医師だから」とかいう前提がそもそも嫌いです。安定を求めるということも好きなことではありません。不安定こそ成長の源であるとさえ思っています。個人的な話です。
>>当面しばらくはフリーになる医師が増えるのではないでしょうか。最近は30代前半でも、バイト生活をしている医師が結構いると聞きます。さすがにそれは問題だと思いますが、でも今の状況が続くとそういう人がどんどん増えて、医学部の定員を増やしたところで、みんなどこかへ消えていくでしょうね。
ふむー、これは分かりません。しかし、医師免許を取得して臨床医になるという一般的な医師の道は変わってくるでしょう。多様性の話です。フリーランス医師が一方的に増えるというのは少々納得のいく話ではありません。
>>フリーの医師が増えると、様々な問題が出てきます。医療を再構築しないと、医療が成り立たなくなる懸念もあります。
うーん、決して「フリーランス医=悪」というわけではないということを分かっていただきたい。5回の座談会の締めがこれだとは悲しい話です。
5回の座談会は結構なボリュームなので是非、原文を読んでください。では。
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トランスアミナーゼ上昇中の嶋田です、針刺し経験はありますがCではありません。本日のNIKKEI NETで「
医学部定員1.5倍 10年後、地域偏在を解消 」なんてのがあります。随分とまぁ広き門にするようですが、いかがなものでしょう?これは医師側の意見。一般的には「医者は多けりゃ多い方がいい」と安心政策とされています。財源は不明。以下に引用します。
厚生労働省の「安心と希望の医療確保ビジョン具体化に関する検討会」(座長・高久史麿自治医科大学学長)は24日、大学医学部の定員を10年後に現在の1.5倍の1万2000人程度にすべきだとの中間報告書骨子案をまとめた。提言は2009年度から定員を年間400―500人ずつ増やす内容。病院に勤務する医師が不足し、地域医療が崩壊の危機にひんしていると判断、医師数を抑制してきた政策を転換する。
中間報告書は27日に開く会合で正式にまとめる。厚労省は医師養成数を今年度の約7800人から、来年度は過去最多の8300人程度にする方針を決めていたが、「中長期ビジョン」として継続的に増やす内容を盛り込む。医学部の定員を管理している文部科学省と連携し、来年度の予算で100億円程度を要求する。(引用終わり)
ですって。
忙しくて麻布十番祭りにも行けず、シケた夏です。掲示板でもいろいろあるようですが、上記の増員計画はこんな感じのようですね。
出所:
「医師数、今後10年間増」に及び腰? (キャリアブレイン)
2009年度から400人ずつ増やして10年後の2019年をピークに7年間維持し、その後400人ずつテーパリングしていく。単純計算では58000人の増員か。現在の医師数は27万人位だから2割増くらいになります。医師養成には6年間かかりますのでタイムラグはありますが、10年後には初期4年分の4000人、20年後には初期14年分の35000人、30年後には初期24年分の58000人の増員が医師免許を獲得しているはずです。まぁ医学部での進級と医師国家試験である程度は落とされますし、女性医師は増加傾向で出産などでセミリタイヤしてしまう、医師免許を取得しても臨床医になるとは限らないし、その数も増加傾向のようですから実際は不明です。
一方マクロなニーズの方はというとこんな感じ。
出所:
国土交通白書 65歳以上の高齢者は2020年をピークに横ばい。75歳以上の後期高齢者の割合が2030年まで増していきその後横ばい。これは単純な総人口なので有病者数や受診者数は分かりませんが相応に増加するのでしょう。2020年までには現在の2割程度高齢者が増えるようですから単純には医師増員とあまり変わらないくらいニーズも増えるのかもしれません。
いろいろなシナリオが考えられますが、僕は統計の専門家ではないしデータもないので良く分かりません。個人的には現在の歯科医師ほどの状況にはならないと思いますが、当ブログで何度も扱っているフリーランス市場にはネガティブです。実際にフリーランス医師として働いている方はもっと不安は強いのでしょう。
根本的には医師(特に勤務医)の待遇というところに問題は多く、単純に「医師増員すりゃいい」とする政府の考えには驚きまた残念です。医師増員に使う税金を医師待遇にガツンと使えばいい。医師のモチベーション、ひいては医療の質に大きく貢献するはずです。不当に安い給与で働いている勤務医にはその方がよっぽどインパクトがあるし効果もあるでしょう。まぁこれ以上はやめておきます。では。
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おはようございます、嶋田です。
昨今のいわゆる「医師不足」で売り相場と思われるフリーランス医師市場。そこに変化が起きているようだ。当ブログでも何度も記事にしているわけだが、健診などの簡単な業務の相場は下落基調。リンクしているdrarbeitさんのブログ「
アルバイト医師の日記 」で興味深い記事があったのでご紹介します。以下に一部引用します。
実は「マターリ病院勤務医・・・」は先日先に分派している。厳密なフリーター医師ではなく、極楽老人病院などに常勤として勤務しつつバイトも行い、パフォーマンスを高めようという人たちの一派だ。この中には医師アルバイト市場の市況悪化により、フリーから常勤に戻った先生が結構いるようだ。
今回私が問題視しているのは「ウハウハなフリーター医師(先発組が多い)」と「儲からないならせめて時間を重視しようというフリーター医師(後発組が多い)」との間で齟齬が生じ、とても一緒にやっていけないよ!ということで分派してしまったことだ。過去のスレッドではフリーター医師をその参入時期でセフェム系抗生剤の如く「第一世代」「第二世代」「第三世代」と分ける論調がみられた(詳しくは過去ログを参照のこと)。簡単に言えば「フリーター医師」が珍しかった「第一世代」はボロ儲けできたが、フリーター医師が珍しくなくなった最近に参入した先生は全然儲からないということなのだ。先発組は後発組の「安い仕事をガツガツ受けるありさま」に嫌気が差し、後発組は先発組の収入自慢に嫌気が差し、袂を分かってしまったのだ。まあ、フリーターでやっていく気概のある先生にはゴルゴ13のように独立自尊の先生も多いだろうから、団結してやっていくのはもともと難しいのかもしれない。
持論を展開して恐縮だが、三浦展や山田昌弘の本に書かれているような問題が、我々の業界でも着実に進行しているのだ。つまり医師版「下流社会」の到来である。先日記事にした「逃散した先で起こっていること」を見ても分かるように、原因のひとつは医師の労働市場の自由化である。医局支配が弱まり、「逃散」が恒常化して奴隷に甘んじる医師が減ったのだ(結婚・子育てなどで高率にフリーターになる、女医の増加も原因のひとつだろう)。もうひとつが医療費の抑制による賃金下落である。前者によってフリーター医師が増加し(広義には、フリーター医師に「マターリ勤務医」も含めて良いだろう)、後者によるバイト代の下落が起こっているのである。そのために、特に新規参入したフリーター医の収入が減っているのだ。先発のフリーター医師は美味しいバイトを握って離すはずが無く、後発組は安いバイトを奪い合うことになる。
では、この問題の解決にはどうしたらいいのだろうか。いくつか対策を挙げてみたい。
1.ダンピングの自粛:先日の検診の記事でも書いたが、苦しくても安いバイトは受けないこと。安いバイトに飛びつけば、必ず足元を見られてさらに賃金は下落する。これは全国のフリーター医師が一斉にやらなければ意味がないので、「フリーター医師集まれ」のスレッドなどで呼びかけを行っていくべきだ。検診の多い時期に、「M●T検診放置プレイ強化キャンペーン」などを行ってみてはどうだろうか。また、「M●Tコンタクト放置プレイ強化キャンペーン」を断続的に行う。放置すれば必ず値上げされる。値上げできない医療機関は淘汰されるべきだ。
2.医師紹介業者を介さないバイト融通を推進:医師紹介業者は広告料・手数料で稼いでいる。彼らは原則として我々から直接料金を請求することはないが、医療機関は彼らに相当のお金を払っているわけだ。これが美味しいからこそ、現在どんどん業者が生まれているわけである。このお金は病院の負担になり、経営が厳しくなれば廻りまわって我々の賃金の下落をもたらす。長期的に、この存在が我々の収入に響いてくるだろう。勿論、紹介業者を使っても良いが、美味しい案件は(すぐには無理でも、徐々になら絶対可能)直接取引に持ち込もう。先発のウハウハなフリーター医師はほとんど直接契約で美味しいバイトを囲い込んでいるはずだ。なかなか譲ってはくれないだろうが、人脈作りに励んで美味しいバイトを分けてもらうことが最重要である。また、医師紹介業者のサイトにも美味しい案件が出ることもある(すぐ取られるが)ので面倒くさがらずに頻繁なチェックを欠かさないこと。これを行ったうえで、バイト仲間を作って美味しいバイトを共有し、守り抜くのが最も得策である。一人だけでは急用、病気などでバイトに穴を開けかねない。医療機関との直接取引では、信用が第一である。バックアップし合える仲間を作ろう。・・・実は、これが一番言いたかったこと。フリーター医師こそ団結しないと闘えないのだから。バイト仲間を作って頑張ろう。
あと10年は医師不足が続く。医師不足さえ解消されなければ、美味しいバイトは必ずある。頑張ろう。
(引用終わり)
確かに先代といわれる昔からフリーランスをやっている医師は相当稼いでいるのかもしれない。当然その背景にはリスクをとったからであることは言うまでもない。新規参入者はこのリスクの部分で斡旋業者の台頭や医師不足などリスク軽減を思わせる背景があるため、リスクプレミアムが下がっているという解釈もできるのかもしれない。とはいえ、フリーランス医師になること自体がまだ「不安定」なネガティブイメージが強いので、その分給与や休暇において勤務医よりも良い待遇になっているのだろう。
医師増産策も行われることになり、10年後には「淘汰の時代」になるかは分からないが医師アルバイト市場の下落基調は止めたいとも思う。そういう意味で上記の2である「医師紹介業者を介さないバイト融通を推進」をすすめるインフラの整備が期待される。
以前も記事にしたかもしれないが、個人的には
①斡旋業者を介さない契約
②特殊な武器(保険点数を取れる治療)を装備
③コメディカル・患者・事務から信頼を得られる代替不可な存在
④専門医などの資格
上記のようなものを用意できれば高額契約は比較的簡単であるようにも思う。③は1年以上勤務して存在感を増し契約更新時に増額を申請すればできることが多いと思われる。どの業界も楽して稼ぐことはできませんので肝に銘じておきましょう。では。
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「28週後...」はお決まりのウイルス、キャリアーと抗体です。映像的にもこれと言って惹きつけられることもありませんでした。少なくとも日曜の昼に観るものではないようですが、「現実逃避」という目標は達成できました。ゾンビをみた後の療養病床の回診は控えた方がいいでしょう。
さて、先ほどの続きに行こうかと思いますが何となく気持ちがノリません。まぁいつもノッテいるわけではないし、ノッタところで内容に変化が出るほど叙情的な記事も書いていません。じゃあ、ノラナイながらも書くことにします。
①不安はもちろんあります そうでしょう、そうでしょう。フリーランスの奥底には常に不安がつきものであることは何度も触れました。不安神経症の多い日本ではマイナーになるわけです。大体、人生に安定を求める方がどうかしていると思うのもマイナーです。そう、僕はマイナーな人種なんです。
不安定なモノ同士をうまく組み合わせると安定してくるポイントがあること、またそれを探す過程が楽しいこともお忘れなく。
医師以上に歯科医師のフリーランス市場は厳しいものがあることは言うまでもありません。需要と供給の関係ですね。その中であえてフリーを選んでいくメリットとはなんでしょう?「行動範囲が広がり、様々な患者さんと接することができるからです」とおっしゃっているようですが、犬ではないので行動範囲自体が僕にはそもそも設定されていませんが。。フリーになると様々な患者と接するようになるかというと、ちょっと本意が分かりません。地域的な話でしょうか?埼玉の患者も診れるし、千葉の患者も診れるとか?そのことに何か意味があるのでしょうか?病態などに関しては開業医あるいは勤務医の方が数多く診られると思います。
②こちらから折れなければならない 雇われなので当たり前です。突っ張るほどの希少価値の高い武器を装備しているなら話は別ですが、なかなかそうも行かないでしょう。フリーランスとはいえ、その医院あるいは病院の外来などをやるわけで「施設のカオ」にもなるわけです。社長の考えを最優先するのは一般社会と同じはずです。
③現在12箇所のクリニックを掛け持っている これはすごい。午前午後を分けても週7日x2=14コマです。一日くらい休むでしょうし、10~12コマが最大です。医師と違い、当直もないでしょうから12箇所で勤務というのは尋常ではありません。隔週とか月1回の勤務が多いということは容易に想像がつきます。
良く知りませんが歯って1回の治療では治らないでしょうし、審美なんかにしても数回の治療を要するでしょうから、患者サイドからしてもイタイ話です。以前、医師のフリーランス化には「分散こそ王道」なんてことを書いたことがありますが、分散しすぎると弊害も少なからず出てくるわけです。
④その分のコストを抑えて診療を行うことが出来る これはイケマセン。あくまで雇われ者は雇い主あるいは組織の利益を考えるべきでいい人ぶってはイケマセン。雇われている以上、コストを含む経営に無断で手を出しては宜しくない。もちろん、この短い文章で本意は分かりませんので、僕が言うことはあくまで一般論か僕の偏見です。
自分とそのときのコメディカルの給与、電気代など含めたあらゆるコストをペイして、さらに医院の利益が十分得られた後に、患者に還元できる部分は雇い主と相談して決めるべきでしょう。
さてさて、この方は医院をシェア利用していると共同経営者なのかとも思える発言ですが、フリーランスって書いてあるので違うのでしょう。イタイ話です。
⑤一つ一つの仕事を“点”に例えているのですが、それらの点を一本の“線”につなぐことが私のフリーランスとしての目標だ 想像力のない僕には全く理解ができません。すみません。
⑥フリーランスを続ける、続けないを決めるのは金銭的な話ではなく ⑦仕事に対するやりがいや得るものがある、という部分が、元気に仕事を継続していく原動力として大きいですね 医師のフリーランスとは真逆な話です。どういうことか理解ができません。フリーの方がヤリガイがあって、金銭的なことは問題ではないと?? 先の目標にしても変わった感覚の持ち主なのかもしれません。別に否定する必要もありませんし、僕もそういう立場にはいません。あくまで感想です。きっと、この方はフリーランス歯科医師のカリスマなんだと思います。
長々とすみません。かつ否定形が多く読者の方には不愉快な思いをさせてしまったかもしれません。なんだか心が折れてしまいました。どうやら僕が悪かったようです。これを記事にした僕の功罪なのです。お許しください。ゾンビにでも噛まれるべきなのでしょう。では。
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おはようございます、「
ライラの冒険 黄金の羅針盤 」ではなく「
テラビシアにかける橋 」を間違えて借りてきて失敗した嶋田です。
気分を治して残りの「
28週後... 」や「
ジェシー・ジェームズの暗殺 」を見ようと思います。
さらに患者さんに禁煙指導していた僕の胸ポケットからマルボロが顔を出していたのでフリスクを食べてごまかしときました。「ニコチネル」か「チャンピックス」を出しています。
さて、フリーランスドクターという響きも一般的になってきた今日この頃ですが、実際には麻酔科以外にあまりお目にかかれません。主婦兼パート医師はフリーランスドクターの定義から独断で除外しています。積極的にフリーランスになった医師をそう呼ぶようにしています(どーでもいい)。
「
メディカル・プラネット 」なる斡旋業者さんのページにフリーランスについて熱く語る歯科医師の先生がおられました。
林 幸枝さん 昭和大歯学部卒 日本タイマッサージ協会認定セラピスト
>なぜフリーランスを選ばれたのでしょうか?
林医師: フリーランスになることで行動範囲が広がり、様々な患者さんと接することができるからです。
>不安定な雇用など、不安を感じる部分はありませんか?
林医師:
①不安はもちろんあります。 友人が開業したという話を聞くと羨ましく思うときもあります。
フリーランスとしてやっていると様々な苦労があります。例えば、勤務先のクリニックの院長先生と仕事の方向性で意見が食い違いそうになれば、
②こちらから折れなければならない ときや、時間をかけて話し合いをしなければならないことも少なくありません。
また、患者さんから「先生はこの日しか来てないんだもんね…」と言われることもあるのですが、それも辛いですね。私は
③現在12箇所のクリニックを掛け持っている のですが、そのため一つ一つのクリニックに月に何度も出向できないのです。
しかし、私がフリーランスということで、患者さんにとってのメリットもあります。私の分野の多くは保険診療が効かず、患者さんは診療費を全額自費で支払われているのですが、私はクリニックを持たず、専属スタッフもいないため、
④その分のコストを抑えて診療を行うことが出来る のです。
>今後ご自身のクリニックを持つタイミングについてはどのようにお考えですか?
林医師: 私は
⑤一つ一つの仕事を“点”に例えているのですが、それらの点を一本の“線”につなぐことが私のフリーランスとしての目標だ と考えています。それを実感できたときが開業のタイミングなのかもしれない。
>開業よりも、フリーランスで動く方が自分にとってのメリットが大きいということもありますか?
林医師: それはありますね。
⑥フリーランスを続ける、続けないを決めるのは金銭的な話ではなく 、
⑦仕事に対するやりがいや得るものがある、という部分が、元気に仕事を継続していく原動力として大きいですね。 また、女性の場合、結婚、出産、育児など、今後様々な環境の変化が訪れると思うのです。そういった中で、私は自分の仕事を続けていきたいと思っています。協力して下さっているクリニックへの感謝の気持ちを忘れずに、仕事とプライベートのバランスを諦めずにみつけていきたいです。
ってな話です。独断で編集しているので印象が歪曲している可能性が高いです。
オリジナル記事 をお読みください。僕の感想は「
28週後... 」を観て、さっき買ってきた「
デリカデッセン 」のローストチキンを食べた後にさせてください。では後ほど。
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VTIやらVWOやらが分割されるようです。まぁ出来高が増えることは良いことです。シーゲル教授の下、ボーグル、ロジャースという講師陣に指導されている嶋田です。
別にこれといったネタもありませんが、昨日「新報道プレミアA」なる番組でドクターエージェントを介して転職する医師なんかが特集されていました。内容は凡庸です。エージェントは不動産探しや子供の学校探しもやってくれるようです。それにしても安藤さんの「お医者様は雲の上の存在」発言は唖然としてしまいました。心にもないこととは思いますが、医者だから我慢する時代は終わろうとしています。
5月21日の毎日放送でも「
日替わりで…増加するフリーの医師 」なる特集が組まれ、またR25でも「
フリーの麻酔科医師が急増。年収が一気に数倍の例も!? 」なんてあります。ここまでくるとフリーランス医師というは認知されてきたと言ってもいいでしょう。つまり僕のところに取材がくるかもしれません(苦笑)。
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「公立病院の勤務医の平均年収は1300万円ほどですが、フリーの麻酔科医はその数倍を稼ぐ人もいます。一般的に医師が開業する場合、機材を揃えるなどの初期投資が必要ですが、フリーの麻酔医なら依頼元の病院に機材一式揃っているからその点でも有利ですね」
(引用終わり)
そうです、これがフリーランスの魅力のひとつであるわけです。麻酔科に限った話ではなく、内科の勤務医なんかがフリーか開業かを選ぶ際にも考慮されることです。初期投資がなく報酬が2.5~3.5倍になるフリーランスは開業するにしてもまずやってみても損はないように思います。
先の毎日放送の記事に「うちの子どもは僕のことフリーターって呼んでます。学校で『お父さん何してる?』って聞かれましてお医者さんと言わないで、お父さんフリーターって」ってそう悪くありません。
ちなみに
ここ ではフリーランス医師のリスクプレミアムかなんかが話題になっていて、相場は維持から上がるのかもしれません。今度は「医師がフリーランスになる利点」なんか書いてみようと思います。では。
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